新しい文房具戦争が始まりました。

三菱鉛筆が発売した「クルトガ」。

名前の通り、クルクル回りながらとがり続けるシャープペンシルですが、2008年の発売以来、5年間で2000万本以上も売り上げるというメガヒットシャープペン。

PILOT消せるボールペンフリクション」シリーズは2006年の発売ですが、発売直後から売れに売れ1年間で1500万本以上。2012年には1年間でなんと2億2千万本以上
現在では世界展開され、世界累計10億本以上というメガヒットどころではない桁外れのお化け商品となっています。

フリクションはボールペンで、クルトガはシャープペンシルとジャンルが違いますが、フリクションほどでないにしてもクルトガもシャーペン界に革命を起こしました。

そもそもシャープペンシルって、シャープに字が書けるペンということで、鋭いペン先で細い線が書けるというネーミングです。それを考えればクルトガは、シャーペンの名前のコンセプトを究極まで突き詰めた製品ということになります。

自分も両方とも結構お世話になってますが、クルトガは字をいくら書いても常に鉛筆削りで削りたての鉛筆で書いてるような書き心地で、字がほっそり綺麗に見えて、確かに今までのシャーペンとは違います。


そこに殴り込んできたのが今月発売が開始されたゼブラ新型シャープペンシルデルガード」です。

私、これ買いに行ったんですが、どこの文房具店でも売り切れです。量販店の文房具売り場でも売り切れでした。

特徴は「芯が折れない」ということで、SNS等では「シャープペンシルの革命や~」等とお祭り状態になってます。

実は既に同様のコンセプトを持つ製品で、ぺんてるが「オレンズ」というシャーペンを発売してるんですが、こちらはデルガードほど話題になってないようで、普通に文房具店でも買えるようです。

ゼブラのはやっぱりSNSで拡散されたのが大きかったのかもしれませんが、年間販売目標は200万本らしく、クルトガの販売本数の半分が設定されています。

字は細くなくてもいいけど、とにかく芯が折れるのは嫌、という人はクルトガよりもデルガードを選ぶはずで、この戦争、いったいどちらが勝つのか、俄然面白くなってきました。