教科書と違って凄く面白い日本史の本です。
面白い理由は、何年に何があって・・・みたいな教科書的な説明じゃなくて、
こういう人達がいて、こういう生活を送ってたんだけど、こういった理由でこんなことをして、結果こうなりました、みたいな説明だからです。
塩野七生さんの「ローマ人の物語」が好きな人には、この本はきっと面白く読めるかと思います。
例えば、飛鳥時代(600年頃)に蘇我氏が繁栄した理由は、軍事だけじゃなくて文官や外交の仕事もしていて、朝鮮から当時としては最先端の人達を移民として受け入れて、その移民達が移民の世話をしてくれる蘇我氏の権力増大のために一生懸命働いたからだそうです。
そうなんだけど、蘇我氏は結局、物部氏とか大伴氏とか、日本の他の人達を滅ぼしてしまうので、天皇はそんな蘇我氏のことを疎ましく思ったそうです。
そんな蘇我氏の権力を牽制する為に、大化の改新(645年)が行われ、中国(唐)から暦とか、律令制とかを学ぶことになったそうで、朝鮮を飛ばして中国との直接交流を始めたそうです。
当然、朝鮮としては面白くなく、ご機嫌取りのために頻繁に日本に使節を派遣したそうですが、そんな高句麗(朝鮮)の使者をもてなす歓迎会の席で、後の天智天皇(中大兄皇子)と中臣鎌足が蘇我氏を殺したそうです。
今で言えばパーティーの席上で天皇が大臣を殺すみたいな事件で、凄い事件です。
そんな事件があったことで、中臣鎌足は天皇から藤原という姓を与えられ、藤原貴族として繁栄したそうです。
本当はもっと詳しいんですが、読んでいて納得する部分が多く、すごく面白いです。
そして驚くべき事に、この本は100年近く前に書かれた本で、しかし全く古くささを感じさせません。
日本史に興味のある方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
面白い理由は、何年に何があって・・・みたいな教科書的な説明じゃなくて、
こういう人達がいて、こういう生活を送ってたんだけど、こういった理由でこんなことをして、結果こうなりました、みたいな説明だからです。
塩野七生さんの「ローマ人の物語」が好きな人には、この本はきっと面白く読めるかと思います。
例えば、飛鳥時代(600年頃)に蘇我氏が繁栄した理由は、軍事だけじゃなくて文官や外交の仕事もしていて、朝鮮から当時としては最先端の人達を移民として受け入れて、その移民達が移民の世話をしてくれる蘇我氏の権力増大のために一生懸命働いたからだそうです。
そうなんだけど、蘇我氏は結局、物部氏とか大伴氏とか、日本の他の人達を滅ぼしてしまうので、天皇はそんな蘇我氏のことを疎ましく思ったそうです。
そんな蘇我氏の権力を牽制する為に、大化の改新(645年)が行われ、中国(唐)から暦とか、律令制とかを学ぶことになったそうで、朝鮮を飛ばして中国との直接交流を始めたそうです。
当然、朝鮮としては面白くなく、ご機嫌取りのために頻繁に日本に使節を派遣したそうですが、そんな高句麗(朝鮮)の使者をもてなす歓迎会の席で、後の天智天皇(中大兄皇子)と中臣鎌足が蘇我氏を殺したそうです。
今で言えばパーティーの席上で天皇が大臣を殺すみたいな事件で、凄い事件です。
そんな事件があったことで、中臣鎌足は天皇から藤原という姓を与えられ、藤原貴族として繁栄したそうです。
本当はもっと詳しいんですが、読んでいて納得する部分が多く、すごく面白いです。
そして驚くべき事に、この本は100年近く前に書かれた本で、しかし全く古くささを感じさせません。
日本史に興味のある方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
