いや~、今回のウクライナ問題、調べれば調べるほど根が深い。

以前、ナオミクライン「ショックドクトリン」という本をご紹介して、自分的な感想として、ナオミクラインさんの言うことは一理あるかもしれないが同意できない、と書きました。

改めて本を極簡単に紹介すると、ショックドクトリンとは、ショック(クーデターや革命)を与えて、相手の頭が麻痺したところに独善的な改革をドンドン行って、特定企業が莫大な利益を上げるということを行っているという内容で、そして、その手法はCIAがスパイに情報を白状させる為に行う拷問と同じ手法が適用されたという内容でした。

ナオミクラインさんは、こんなことさせといて良いのか?的な非難する意味でこの本を著したわけですが、自分的には、確かに酷いことをしているが、じゃぁ、ショックドクトリンされる方は元々善良国家だったんですか?

今までショックドクトリンされた国は独裁国家や共産国家が殆どで、ショックドクトリンによって、初めて民主化が達成されているじゃないか。的な事を書いたわけです。

で、今回のウクライナ問題です。

以前、ウクライナはソ連 VS ネオナチ+アルカイダ連合の戦いと書きましたが、それにプラスして、ショックドクトリン(革命ビジネス)が絡んでるそうです。

悪の巣窟というか、よくもまぁ、これだけ悪い奴が集まったもんだ、と思うんですが。。

ショックドクトリンはネオナチ+アルカイダ連合軍に荷担してるそうです。

もっと具体的に言ってしまうと、オトポーという革命ビジネスの組織です。
何故か日本のマスコミでは全く報道されませんが、今回の(プロの)ロシア民兵が侵攻してきたのは、ヤヌコビッチ政権に対するクーデターが行われたのが原因で、どちらかと言えば革命ビジネス側が先に手を出してきました。

プーチンさんは、ロシア人の安全を守る為と言っていますが、なんと言っても相手がネオナチですから、しごく真っ当なことを言ってると私は思います。

それに、ロシアは昔のソ連と違って、今は一応民主国家です。
昔のスターリンの様なことはもう今はしないと思いますし、第一、そんなことしたらロシアの国民がプーチンさんを批判すると思います。
それ位、今のロシアは昔とは変わったんです。

で、ネオナチはどうですか?変わったんでしょうか?アルカイダは?

スターリン時代のトラウマがそれだけ大きいということなんでしょうが、NATOやアメリカはネオナチやアルカイダを支援して、あわよくば莫大な利益を得ようとしてるわけです。

本当の悪は、この表に出てこない組織、オトポーです。

第一、ショックドクトリンって、革命やクーデターを起こすわけで、これはマルクスがお勧めした手法じゃないですか。

アメリカは革命ビジネスを使って、昔の共産主義者が行ったのと同じ事を行ってるわけです。

革命ビジネス=現代の共産主義です。

以前、私はナオミクラインさんを批判したわけですが、今回のは革命ビジネス側が相手を間違ってるだろうと思うわけです。

せっかくウクライナという国がある程度安定してたのに、これは後々禍根を残すことになると思いますよ。