みずほ銀行が反社会的勢力に対して不正融資を行ったことが問題になっています。

昔だったら、銀行が反社会的勢力に融資しようものなら、特捜部が強制捜査したりして、今回のような甘い処置ではすまなかったんです。

じゃ、何故今回は金融庁から注意される程度で済んだのか、考えてみました。

それは、暴対法だと私は思ったんです。

暴対法には、反社会的勢力がやってはいけないことがリストされています。

それによると、反社会的勢力は預金をしたり、融資を受けたりしてはいけないことになっています。

これが効いています。

昔であれば、預金や融資は犯罪ではなかったので、反社会的勢力はこれをネタにいたるところで脅迫したり、逆に融資を受ければ大人しくなったり、今の北朝鮮みたいなことをしていました。

ちなみに脅迫したり、金で大人しくなったりとかするのも犯罪となります。

この暴対法のおかげで、現在のみずほ銀行は反社会的勢力に融資を行った悪い銀行ではなく、(融資を見逃してしまったという管理体制の責任は問われそうですが)金をだまし取られてしまった被害者ということにります。


いやぁ、しかし昔に比べれば良い世の中になったものだと思います。

昔だったらみずほ銀行は金融庁ではなくて、反社会的勢力から攻撃されて家族の命が脅かされる等、背筋が凍る程の恐怖心を持っていたはずだからです。

暴対法はさまざまな犠牲者が出た上で、これではいけないということで出来たものです。
みずほ銀行の方々は暴対法に本当に感謝してもらいたいものです。