中国の発展が凄いです。

あのリーマンショック後でも、すさまじい発展を続けています。

三橋貴明さんの本とかを読んでいると、盛んに中国のバブルは崩壊すると書かれています。

しかし、私はおこがましくもこう思うのです。

中国のバブルは崩壊しない可能性が高い!



何故でしょう?

三橋貴明さんの論では、殆ど期待論にしか聞こえないのです。

「中国バブルが崩壊して、中国苦しめばいいのに」


と思ってる風にしか思えないです。

あの、データを重視する三橋貴明さんらしからぬ、感情論ではないのか?と思ってしまいました。


そして、日本や米国のバブル崩壊は、社会的アノミー(倫理観の欠如)が根本原因だと私は思います。

やたらと規制を緩和した結果、一部の人間が暴走してバブルの崩壊につながりました。

働かずしてもうける。グレーゾーンをついても違法ではないから罰せられない、その隙間をついたのが日本と米国の一部の人間です。

そのような倫理観の無い人たちが、違法では無いが利益のためにウソをついた結果、社会に不安を起こさせ、自業自得で弱体化したのです。

私はこれは必然だと思っています。


そして中国です。

中国人は物凄くバブルの崩壊について勉強しているそうです。

この姿勢はとても謙虚だと思います。

中国の場合、一党独裁政権です。

3人以上の組織は全て共産党員になることが強制されます。

そして、共産党の言うことを聞かなければならないそうです。

これは強力です。

日本と米国のバブル崩壊の様に、一部の人間が暴走することが許されないのです。

もし勝手なことをすれば、最悪死刑になるのが中国です。

これは暴走のしようがありません。


こういう事を言うと、

「すでに中国は暴走しているではないか!」


という反論が聞こえそうです。

本当に今、中国が暴走しているでしょうか?

急激な元高や元安になっているでしょうか?

なっていません。

これは中国がドルと固定相場になるように強制しているからです。

土地が暴騰したり暴落したりしているでしょうか?

確かに値段は暴騰しましたが、中国政府が値段が安くなるように強制している真っ最中です。そして落ち着きつつあります。

株価も同じようなものです。


これは一部の倫理観の無い人間の自由を強制的に抑えるという、ある種中国らしいやりかたが功を奏しているということです。

ただし、

もし中国共産党が判断を誤らなければという条件付きではありますが。

中国共産党のトップ9人が中国全体の方針を決めているそうです。

どんなに優れた人でも、たった9人の人間がずっと正しい判断が行えるとは私は思えないです。

今は謙虚に学んでいることから、結果が出ていると言うことができるかもしれません。

しかし、今後数年~数十年後かに、もし中国が帝国主義を強烈に打ち出し、傲慢になった場合には

結局、日本や米国のバブル崩壊のように、自業自得で弱体化することになるでしょう。