ノーベル賞を取ったポールクルーグマン氏が格付け会社に対して大批判をしています。

で、非難の内容が面白いのですが、2002年の日本の例を出して、

「日本を格下げした時もそうだったが、格付け会社は理由を明らかにしたことがない!

 9年経ったが日本は今も金利が最低じゃないか!

 こんな人たちが我々の国(アメリカ)を格付けしてるんだぜ!」



ていう感じで、9年も前の事例を持ち出して大変お怒りのようです。

どうせ非難するんだったら9年早くしてもらいたかったものですが、でもどちらにしても格付け会社はアメリカで信頼を無くしつつあります。日本ではもうとっくに無いとは思いますが。。

今後ですが、予定通り?円高ドル安が続いていき、日本は為替介入という名目でアメリカ国債を買い続けます。


こう考えると、日本って本当にアメリカ様の言うがままに動いてます。

私、おこがましいことに、ポールクルーグマンの言に付け足したいと思います。

2002年の日本の格下げの後、小泉政権は「改革」という名目で福祉予算をカットして、さまざまな規制緩和とかして、派遣社員が問題になったように、国民から搾取する仕組みが作られました。

あの時は格付け会社は日本を「格上げ」してたんです。

あの時の政府の人たちは「株価は上がったし、経済成長もしたし、改革は進んだんですよ。」とかって話してたんですが、株価は殆ど外人が持ってるので外人が喜んだだけだし、経済成長も、国民から搾取する仕組みが機能しただけなので、それは数字の上では成長しますよ。

実態は、国民所得が3分の1下がったり、派遣切りとかでまだ若いのに悲惨な状態になっちゃった人が増えたんです。生活レベル上がったって人は日本人では殆どいないと思います。でも「格上げ」なんです。「よくアメリカ様の言うことを聞いてくれた!」ってお褒めの言葉だったんでしょう。

これと同じようなことが韓国で進んでいて、韓国ではもっとラディカルです。

韓国ではサムスンが一人勝ちしてますが、あそこの利益は殆ど外国人が吸い上げます。韓国人が必死に働いて、配当は外人様のものです。

サムスン以外は全滅で子供を産み育てる余裕が無いから出生率が韓国では1切っちゃいました。悲惨です。

いけね。三橋貴明さんの本ばかり読んでるのでちょっと右傾化してきてます。

たまには他の人の本読まないと。。

でも、こういうことが読めるようになってきた自分、凄いなぁ。偉いね。