マイクロソフトからWindows Phone 7 が公表された。

オフィスとの連携とかユーザーインターフェースとか、いろいろと騒がれているようだが、
自分としては別の観点から見てみたい。

iPhoneはアップルの規制が厳しく、極端に言うと、アップルに嫌われたら販売できない、という世界。
ソフトウェアでもハードウェアでも、アップルがどうするかを決め、それに沿わない物は販売できない。
非常に厳しい。ある意味共産国家。

次にAndroid。
非常に自由。
どのメーカーがどんな端末を出してもOSがAndroidでありさえすれば、それはAndroid。
Androidを独自に拡張しても大丈夫。ハードウェアも画面サイズがどうであっても、カメラが付いてようが付いて無かろうが関係ない。
ソフトウェアも、ハードの特性に合わないソフトが動かなくても買う側の自己責任。
自由度が高すぎていろいろな派生があるLinuxを見ているよう。まぁ、カーネルはLinuxなのだが。
全く自由。自由すぎる、新自由主義。
Linuxみたいにいろんなのが出過ぎて結局使いにくくなるんじゃない?という一抹の不安。

で、Windows Phone 7。
ソフトもハードも、マイクロソフトから嫌われると販売できなくなる、みたいなことは今のところ無いと思われる。
ソフトも自由に販売できるらしい。ハードはWindowsを冠するために、一応マイクロソフトにお伺いを立てる必要はあるみたい。
Androidほど自由放任ではないが、まぁ自由。
ただし元々のOSがWindowsなのでiOSやAndroidのLinuxカーネルと比べるとシステムが重いんじゃないの?と予想。
Windowsのことだから値段も高めじゃないの?と思っていたら、以外と安い(199.99ドル)


これは新しい

共産主義VS自由主義VSある程度のバランス

の構図じゃないか?と思ってみたり。

まぁ、最近は自由放任すぎるアメリカの弱体化が気になるところではある。