餃子の王将でどうしても言いたいことがあります。

餃子の王将渋谷店での出来事。

隣の席のおっさんが定番の餃子頼んだんですよ。

そしたら餃子、出てきたんですけど、そしたら

おっさん、餃子をぬぅって睨んでですね。

そして、店員さんを呼びつけたんですよ。

で、言い放ったんです。

「餃子コゲてんじゃん。こんなの食えないから変えて。」

って。

自分、その餃子なにげに見たんですけど

全然焦げてないの。

まぁ、通常よりは少しは黒いかなぁ?位の感じだったの。

何も店員呼びつけて文句たれて交換するほどのものじゃないんです。

で、こいつクレーマーか?

って一瞬思ったんですけど、怖そうな感じの人だったんで、何にもいわずに自分の料理食べてました。

そしたら、店員さんが、「どうもすみませんでした。すぐお取り替え致します。」とかって言って餃子をすぐ新しいのと交換したんです。

謙虚な店だなぁ。
ところで何?その持って帰る餃子、捨てるの?捨てるんだったらクレッ、て思ってたんですけれども。

しばらくしたら餃子担当の人が来て「どうもすみませんでした。」って言うんです。
で、しばらくしたら、また店で一番偉そうな人が来て「どうもすみませんでした。」って。

で、ところでその持って帰った餃子ってどうなったと思います?

自分、その餃子を目で追ってたんです。(捨てそうになったらクレッて言うつもりで)

餃子担当の人が餃子を作ってる所のすぐ脇にそれ置いたんです。

で、いつ捨てるんだろう。まさか自分で食べる訳じゃないよね?とか考えてたんですけど。

で、新しい餃子が焼き上がる頃になったらですね、その返品された餃子をひっくり返して焦げ具合を確認してるんです。
新しい餃子が返品されたのくらい焦げないように比較してるんです!

な、な、なんて謙虚な店なんだぁ!って自分、不覚にも涙が出そうになったんです。

だってさ、全然大丈夫なのよ。その焦げ具合。とっても美味しそうだったの。
でも、返品されたのを謙虚に受け止めて、次のお客さんにそんな思いさせないようにしてるの。

自分、これだぁ! これが餃子の王将を王将たらしめてる秘訣だぁ!って思ったの。

独り一人の社員に対する教育、徳育ができてるんですよ。

これ、普通の料理屋さんのアルバイトの人とかにやらせてできるかって言うと、多分できないんじゃないかなぁ。

すごいことですよこれ。料理がうまいからは流行ってるっていうのも勿論あるんですけど、この「姿勢」ですよ。やっぱり餃子の王将だよなぁ。王将らしいなぁ、ってつくづく思ったという、そんな話をここで熱くなって、ただ独り、語ってみました・・