俺はゴン様


ゴン様だ。


今は天国暮らしのオレだが、ここまでの生活を整理しておこう。



オレは長野県のある脳天気な家から、この天国にやってきた。


この家の前は、オレを保健所から保護してきてくれたSさんというお宅に


仮住まいしていた。


これがボビー兄ちゃんわんわんの家だ。


そして、保健所の前はというと。。。



オレもこのあたりは、あまり記憶がないのだが、


ある日、一人になってしまったオレが道をとぼとぼと歩いていると、


保健所に連れて行ってくれた人がいたと後で聞いた。



そして、その前は。。。


オレは、多分、一人暮らしのじいちゃんと過ごしていたんじゃないかと思う。


とにかくオレは、のんびり、おっとりしていたし、


何より、散歩でじいちゃんを見つけると、訳もなく、


追いかけていっていたから。


きっとじいちゃんに、大事に、のんびり、好きなように育てられ、


そして、いつかそのじいちゃんと離れてしまったのだろう汗


最後に居付いた家に来たときには、


おそらく3才くらいだろうと、ドクターに言われた。




そんなオレだったら、居付いたその日から、


のんびりと大らかでとってもいい子だった。


ご飯もお利口に食べたし、トイレの失敗もしなかった合格



家族の者たちはとても喜んでくれて、


来た日から約1か月後のゴールデンウィークには、


家族みんなで公園へお弁当持って、遊びに行ったな。



俺はゴン様



俺はゴン様

母ちゃんなんか、「こんなお弁当作ったの、何年ぶりだろう」と


言ってたな。


本当に久しぶりに家族で出かけた一日だったと感じてたみたいだな。


オレのおかげだろにひひ




そう、オレはいつのまにか、この家のみんなの宝宝石紫


なってしまったのだった。