サトルボディヒーリングのトレーニングに入ってから、もうすぐ9年になります。
当時は目新しかったこともいつの間にか空気のように当たり前になってしまい、以前は書いていたような基本的なことも、もうずいぶん書いていない氣がします。
初心に還って、そういったこともまた書いていこうと思います。
サトルボディヒーリングのトレーニングに入ってから、各チャクラのバランスを意識するようになりました。
チャクラのバランスと言っても大きく分けて2つの観方があります。
1つ目は、各チャクラの前後のバランスです。
2つ目は、チャクラ同士のバランスです。
この2つのバランスは、私たちの立ち姿にとても大きな影響を与えています。
それだけでなく、どのような傾向の人になるか、どのような傾向の人生を作ってしまうかにとても大きく影響しています。
なので、人の立ち姿を観ただけで、
「ああ、この人はこんな感じなんだな。」
とか、
「ああ、この人はこんな感じの生き辛さを抱えているな」
と言うことが一目瞭然にわかるようになりました。
逆に言うと、チャクラのバランスを整えることで、立ち姿は本来の美しいラインを取り戻すことができます。
そして人生もまた、本来の美しいバランスを取り戻すことができるようになります。
ここで簡単に各チャクラの前後のバランスについて説明していきます。
基本的に各チャクラのエネルギーは、
前で表現し、後ろで受け取ります。
呼吸に例えるなら、前が吐く息で、後ろが吸う息です。
私たち現代人は、行動することや達成することばかりを強調され、休むことや受け取ることを忘れがちです。
つまり、吐く息ばかりで吸う事を忘れているようなものです。
ちょっとやってみてください。
息を吐いてください。
吐き続けて
もっと吐いて、
さらに吐いて、
吐いて・・・・
これが、燃え尽き症候群や
過労死に陥ってしまう原因です。
呼吸と言いうのは文字通り、呼気と吸気が合わさったものです。
つまり、吐く息と吸う息がセットになっているから呼吸であり、
私たちは生きて活動できるのです。
しかしマインドは、吸う事、休むこと、受け取ることを忘れがちです。
またこんな風に説明することもできます。
自分自身を表現するのは前側で、自分自身や他者を受け入れるのは後側です。
ハートの前側がブロックされると、愛を表現し分かち合うことがブロックされます。
ハートの後ろ側がブロックされると、そのままの自分を受け入れることができなくなったり、愛を受け取ることができなくなります。
第3チャクラの前がブロックされると、行動できなくなり、
第3チャクラの後ろがブロックされると、休めなくなります。
なぜ急にこのようなことを書いているかと言うと、今日の午前は、母親に5回目のサトルボディヒーリングだったからでした。
ヒーリング前に、
「今日は何をヒーリングしますか?」
と質問すると、
「お陰さまで、前回のヒーリングの後イライラしなくなりました。」
とのことでした。
しかし私は、月火と、母親が父親に何かを言われる度に反撃していたことを知っています。
それも、父親が普通に話し掛けていたときまで。
そして、自分の考えを人に押し付けて人を従わせようとすることしか考えられないあの父親が、大人しくなっていたことを知っています。
“自分を抑え込んでばかりいるよりは、直接表現するようになった方が、それを超えて行くのにいいんですけどね。
リアクション(反応しないようにしよう)とするよりも、リアクションしてしまった後、反応していた傷や感情や間違った信じ込みを癒す方が本来の自己へと戻って行く旅は早く進みます。
(私は専らこのパターンでした(^^;“
その二人のやり取りを観ながら、
「そうだよな、一方的に犠牲者のままでは50年も持たないよな。」
と一人納得していました。
その事を伝えると、本人は全く氣づいていなかったようです。
こう無自覚だと、その事をイシュー(課題)にしてヒーリングするということはできません。
自ら氣づいて、それを癒すというのが内なる旅の基本ですから。
なので今日は、今のエネルギーを感じてヒーリングしていく事にしました。
まず最初に全体のエネルギーを感じると、ハートの後ろ側が固まっているのが感じられました。
そのエネルギーに触れることから始めました。
うつ伏せになるのは辛いと言うので、背中の下に右手を入れ、左手ハートの前に沿え、サンドイッチで触れていきました。
その後もハートから下へ降りていきながら、各チャクラの前後のバランスを取っていきました。
このところ毎週木曜にヒーリングしていましたから、今日はヒーリングすると言うよりも、各チャクラの前後のバランスを取るのがいい感じでした。
と言うのも母親の背骨は、チャクラのバランスが崩れた人の典型的なラインになっているからです。
骨盤の下側が前に出て、第3チャクラ(胃の辺り)が後ろに湾曲し、全体が猫背になっています。
これをエネルギー的に説明すると次のようになります。
人は、感情をたくさん抑え込んで溜め込むと、おへその下側のお腹に溜まっていきます。
すると肉体的にもボッコリと出てきます。
そして、感情は目には見えず手で触れることもできませんが、重さがます。
なのでその重みで下に垂れ下がります。
それが高じると、腸が下に下がってしまいます。
そして骨盤は、下側が前に出て猫背になります。
さらに、父親に否定され批判され続ける事で、自信を無くし自分自身で在ることが抑え込まれます。
すると、第3チャクラ(胃の辺り)のエネルギーが凹んでしまいます。
それが高じると、肉体的にも胃の辺りの背骨が後ろに湾曲してしまいます。
ハートから始めて少しづつ下に降りながら、各チャクラのエネルギーが前後に拡がるようにサポートしていきました。
そして第3チャクラまで降りてきた時に母親は、背中側に触れながら、
「背中がピッタリとくっついている。」
と喜びの声を上げていました。
聴けば、以前、圧迫骨折で市立病院の整形外科に掛かった時、
「この背骨を叩いて真っ直ぐにしてくれませんか?」
と言う程氣になっていたそう。
うつ伏せが辛いため仰向けで背中側に手を入れたことで、エネルギー的に緩むのと、体重が背骨を伸ばすのが合わさり効果的だったようです。
とは言え、長年溜め込んだエネルギーによって背骨が丸く曲がって固まっているので、立ち姿はそんなに急には変わりませんが。
それでも仰向けに眠るのが楽になってもらえればと思います。
そして、立ち姿でどのくらい効果があるのかも試していこうと思います。
そして、まだまだ体がそんなに固まっていない40代くらいまでの方なら、もっと簡単に姿勢は改善されます。