人は、心地良くない感情を感じることを避けて抑圧すると、その感情が凍りついて体の内側に蓄積されます。
たくさんの感情を抑圧すると、感情が壁となり源との繋がりを失います。
すると、中心から涌き出すエネルギーとの繋がりを失い、ブラックホールになります。
すると、人は、その空虚感を人や物で埋めようとします。
しかし、どんな人もどんな物も、その空虚感を埋めることはできません。
人からどんなに与えられても、感情の壁によって阻まれ、受けとることができません。
なので、もっともっとと求め続けます。
それを相手から見たら、どうなるでしょう?
与えても与えても受け取ってもらえず、次から次へと求め続けられるので、エネルギーを失います。
奪われているように感じます。
それは、心地良くないものです。
ですから、ブラックホールな人と関わることを避けます。
つまり、自分の中の感情を感じることを避け、空虚感を感じることも避け、人や物で埋めようとしても、空虚感を感じさせられる現実を作ります。
必要なことは、外側に向いていた意識を内側に向け、感じることを避けてきた心地良くない感情に氣づいてあげ、ハートで認めてあげ、受け入れてあげ、愛してあげることです。
そうすると、どんな感情も溶けて消えていきます。
そして、さらに深く入り、中心に繋がるなら、源から涌き出すエネルギーに満たされて幸せになります。
そうなって初めて、人と関わることが出来ます。
関わること、それは、内側から涌き出すエネルギーを表現し分かち合うことです。
そして同時に、相手の内側から涌き出すエネルギーをちゃんと受けとることもできるようになります。
その時、エネルギーは循環し拡大していきます。
お互いに与えあい高めあう関わり方ができるようになります。
スピリチュアルとは、本当の自分は思考でもなく、体でもなく、感情でもなく、スピリット(魂)だということを思い出すためのものです。
そのためには、本当の自分を覆い隠しているたくさんの感情や信じ込みに氣づいてあげ、認めてあげ、受け入れてあげ、愛してあげることで癒してあげる必要があります。
そして、さらに内側深く入って、本当の自分に氣づく必要があります。
しかし、自分の中の感情を感じることを避けて、相手についてあれこれ考え、何とかして幸せになろうとすることがスピリチュアルだと思っている人が多いようです。
自分の内側の感情を感じることを避け、相手を分析したりするのは、スピリチュアルではなく、スピです。
それは、頭が作り出した妄想なのです。
感情を感じることを避けたまま、ノウハウやテクニックを学んで幸せになろうとするのも、スピリチュアルではなく、スピです。
スピに頼って何とかして幸せになろうとしてもうまくいきません。
なぜなら、不幸な原因は感じないように抑え込まれた感情なのに、それを感じないようにしたまま幸せになどなれる訳ないからです。
そういう人に限ってス「ピリチュアル辞めました。」と言いますが、それは変な話です。
なぜならそれは、「人間辞めました。」と言っているようなものですから。