テレビ(たけしのみんなの家庭の医学)で、認知症予防には、
昼はローズマリーとレモン、(2:1の割合)
夜はラベンダーとオレンジ(2:1の割合)のエッセンシャルオイルをかぐとよい―
とやっていたらしいです。
私はその番組を見ていなかったのですが、
次の日ワークショップにやってきた方々から聞きました。
そして義理の両親から電話がかかってきました。
私がエッセンシャルオイルの効能を説明したときには、全然興味なさそうだったのに、
テレビでお医者さんが言うと、すごい影響力ですね。
そしてこのお医者さんが商品化したブレンドエッセンシャルオイルは即日売り切れなのだとか。
嗅覚は、人類最古の感覚器官とも言われ、
生きるために重要な役割を果たしてきました。
詳しく説明すると、香りの分子は、鼻の付け根にある嗅上皮という器官で
インパルス(電気信号)に変換されて、大脳に伝わるのです。
大脳の中でも、大脳辺縁系という、
記憶を司る海馬、好き嫌いを判断する扁桃体、
ホルモンの分泌や自律神経を統制する視床下部、脳下垂体、
生殖や、情動など、人間の本能を司る大脳辺縁系ににおいの信号は素早く伝達されます。
匂いが記憶と深いかかわりがあることは、私たちも日常でよく経験していることだと思います。
たとえば、おばあちゃんの家から荷物が届いて、
封を開けたとき、瞬時におばあちゃんの家の光景がよみがえります。
香りと記憶はしっかりと結びついております。
さて、認知症ですが、
ローズマリーに記憶力を高める効果があることは、科学で証明される前から体験的に知られていました。
シェークスピアのハムレットの一説で、狂気のオフィーリアが兄に
「これローズマリー。私をわすれないでというしるしですわ・・・」と一枝差し出したとあります。
レモンやローズマリーには刺激作用が、
ラベンダーやオレンジには鎮静作用が期待できるそうです。
テレビを見ていた義理母の話だと、
昼間はアロマペンダントに入れて首から下げて、
夜はアロマランプで就寝前2時間ほど香らせるのだそうです。
くれぐれも使うエッセンシャルオイルを昼夜逆転しないように―。
そして、付け加えるなら、量をたくさん使えば効果も倍増するわけではないので、
適量(合計3滴)にとどめることです。