2013年8月27日 16:22 ブルボンが永眠いたしました。
約12年間の生涯でした。
ブルボンは、2001年、ペットショップでダンナさんが一目ぼれして我が家にやってきました。
名前は彼が命名。ブルーボタンインコという種類だったので、ブルボンと名付けたそうです。
我が家に来たときは、すでに成鳥で、人になついていませんでした。
エサやりや掃除はいつも大変で、
噛まれたら血が出るほどでした。
気の強かった彼女も、晩年は名前を呼ぶとじっとこちらを見つめてきました。
餌やりも威嚇こそすれど、噛まれることはなくなりました。
朝早くから、おもちゃで豪快に遊び、その音で目が覚めることも多々ありました。
夢中で遊ぶその姿は、愛らしく、心が和みました。
27日、なんだかキラキラした朝でした。私はこの前日までの3日間がシフトだと知りませんでした。
暑さもなく、さわやかな朝だったので、久しぶりにブルボンのカゴをベランダに出しました。
気持ちの良い風を感じながら、ブルボンはウトウトしていました。
私はそんなブルボンを時折見ながら、ダイニングで仕事をしていました。
3時過ぎにカゴを家の中に入れて、窓際の定位置に収めると、
まだウトウトしているブルボンを近くで見ていました。
苦しんでいる様子はありませんでした。
でも何となく、お迎えが来る予感がしていました。
声を掛けると、ウトウトしながらも、頭を持ち上げて反応するけど、また眠ってしまいます。
いつもだったら、私が動いたり、近くに寄ったりするとびっくりして反応するのに、
それもありませんでした。
そして、その瞬間は訪れました。
おかめの時同様、お迎えが来たのです。
その瞬間、羽を閉じたままバタバタさせて、カラダからスルリと魂が抜けていきました。
前日まで、おもちゃで遊んでいました。エサも食べていました。
久しぶりに外に出て、気持ちよかったと思うし、
こんな美しい日に旅立ってくれて、ちゃんと最期を看取らせてくれました。
そしてこんな置き土産まで。
カゴの中に落ちていました。
ブルボンを愛してくれていた友人のAさんにメールをしました。
電話をかけてきてくれて、彼女の言葉を聞いたら、急に涙がこみ上げてきました。
ブルボンは、甘え下手で、愛されることに不器用だったけど、だれよりも愛を欲していた子でした。
そんなブルボンから学ぶことも多かったです。
朝早くから起こされることも、おもちゃの鈴の音も、ブルボンの鳴き声も、もう聞けないけど、
それは少し寂しいけれど、
死はひとつのカリキュラムの卒業だと知っているから、
ブルボンの生きた時間と、無事光に還ったことを祝福します
また会う日まで!
ありがとうブルボン!