夕陽を浴びるオルセー美術館
Je vous souhaite un joyeux noël et une bonne année.
素晴らしいクリスマスと、
良いお年をお迎えください
着飾った街と
歓喜と
愛と
今年最後の
仕事が終わった。
感謝の挨拶をして往来に出た。
冷たい空気の中の華やぎ。
広場では人々が
テイクアウトのビールで乾杯している。
親しい者同士の
うち解けた笑顔がある。
広場の噴水の側に立つ
一本の大木の 桐もどきは
たくさんの種をつけて
今は鳩の寝床になっている。
春には薄紫色の花で
一色になる
この大きな木は
この界隈のシンボルのように
堂々として
みんなを受け入れている。
優しい場所。
青い光
黄色い光
赤の
水色の光。
金色のオーナメント。
サパンノエル
もみの木の匂い。
毛糸の帽子をかぶった家族が
通り過ぎる。
自転車が
キックボードが通る。
嬉しそうな赤い車がゆく。
犬は通りがかりに
大げさに
ほかの犬に吠えかかり
怒られている。
大通りの街路樹は
シャンデリアのある
鏡の間の
貴婦人たちのように
眩しい首飾りをつけて微笑んでいる。
アパルトマンの壁は
彫刻で飾られ
ゆき交うライトに照らし出されている。
歴史的モニュメントは
なにか お可笑しげな
かしこまった凛々しい姿で
胸を張っている。
バルコニーの手すりには
厳かな薔薇の装飾がある。
そして
ほのかに灯る室内には
優しい人影がある。
パン屋は
たくさんのパネトーネを焼いて
店頭に積んだ。
砂糖漬のフルーツがたっぷり入った
ヘビーケーキも積んである。
そして
スパイスと蜂蜜がたっぷり入ったパン、
パンデピスも山盛りに積んである。
そのお店には
切り株の形のケーキ
ビュッシュドノエルは
フランボワーズのや
チョコレート、
マロンのがある。
みんな美味しそうに光っている。
街
見渡すと
どの人も幸せそうだ。
パリの街
いつからこんなに親しくなったのだろう。
セーヌ川から飛んでくるカモメも、
屋根裏部屋の
煙突に止まって鳴くカラスも、
外壁工事のおじさんも、
晴れていると蜜を探しにくる
マルハナバチも
みんな 優しい。
いつかの
寂しいパリは
どこにいったんだろう。
誰とも
なにとも関係ないと思っていたパリ。
ここで出来る事なんてないと思っていたパリ。
一度は消えてしまいたいと思ったパリ。
親しい人はいないと思っていた。
でも
いつのまにか
ここが大好きになっていた。
きっと
街は
いつだって優しかったのだろう。
いつだった微笑みかけて
くれていたのだろう。
空気も
水も
石畳も
木々も
街ゆく人も
いつだって
優しかったんだ。
2019年9月に
そのことに気づいた。
愛する人が
わたしと
世界をつなげてくれた。
パリは彼が暮らす街として
意味を持った。
モノクロだった世界が
今では
色彩にあふれている。
空虚だった
すべてが
愛を思わせる歌になった。
空を舞う鳥も
夕立も
嵐も
大聖堂の火事さえも
なぜか
生き返ることを思い出させた。
新しい息吹が
新しい創造物を
産み出そうとしている。
確かに
古い内面は壊れてしまった。
でも
これから始まる命が息づいている。
今では
どこを歩いても
愛する人の懐にいると感じる。
この街で
言い訳でも
ごまかしでもない
新しい命を
生きてゆく。
メトロが発車する。
暗い地下の線路。
そこに
愛する人の姿はない。
そこに
愛の光は差さないかもしれない。
でも
ただただ
その人が
結んでくれた大きな世界と
ねんごろになって、
首に巻きついて
愛を ささやこうと思う。
そして
たくさん
パリとアムールをして、
新しい わたしから
美しいものを 産みだすんだ。
愛を受けて
この街を活かす、
人々を活かす
輝きのひとつになるんだ。
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こんにちは。
花🌼です。
パリも年末の気配を漂わせています。
そして、ふと
世界が優しいと 感じてそのことを書きたいと思いました。
悲しいこと
辛いこと
寂しいことのあるパリ。
そして嬉しいこと
生きててよかったなぁと思わせることのあるパリ。
この夕闇のどこかに
好きな人が暮らしていると思えるパリ、
愛する人がいる時
どこにいても
そこが居場所になる。
サイレントでツインと感じた彼と、いつ再会できるかわからないですが、相手が不在でも人生を愛し 楽しみ、別の豊かさもいっぱい味わっていようと思っています。
今日もここにきてくださり、ありがとうございます😊。
まだしばらくツインレイに関わる内容で書いていくと思います。
心を込めて。
花🌸