猫を処方いたします② / 石田 祥

 

 

 

以前ご紹介した本の第2弾

 

「そやけど、念のためにちょっと猫であっためときましょうか。」

ひょうひょうとしたニケ医師とクールな看護師・千歳の

絶妙なコンビっぷりは相変わらず

 

今回も色々な人が悩みを持って病院を訪れるけれど

猫を介して周りの人たちと会話が生まれ

いつの間にか症状が改善しているのは前作と一緒

 

「服用方法は、吸うなり撫でるなりお好みでどうぞ。」

そういうても、猫任せで人間任せにはなりませんけどね。」

「猫任せ」(笑)う~ん、言いえて妙

 

「あなたが大事にしたら、それはただの猫じゃなくなる。

ほんまに効くんです。つらい時、つらくなりそうな時は

我慢することありません。早めに服用することで

重症にならへん場合もあります。」

 

正直、前作ほどじゃなかったなあと思いかけたけど

終盤にきて気になるセリフが目白押し

 

大事にしたら、ただの~じゃなくなる

全てのものに当てはまりそうだ