ニューワールド~凪良ゆうの世界 / 凪良 ゆう

 

 

 

読み始めてすぐにハゲシク後悔しました

凪良ゆうさんの小説をもっと読んでいたら

もっとずっと楽しくこの本を味わえただろうにと

 

本書は凪良ゆうさんの対談集です

ジャンルを問わず6人の方と対談されています

 

その中には芦沢央さん・山本文緒さんなど作家さんもいますが

一番興味深かったのは、町田そのこさんとの対談

 

「実はよく作風が似ていると言われるのですが、私はそうは思っていません。

 町田さんの小説には私の小説とは違う優しいまなざしと強く人を信じる

 心があります。そんな町田さんが放つ光に、私は憧れています。」

 

恐らく今最も勢いのあるこのふたりの作家の対談は

ふたりとも大好きな私にとって夢のコラボでした

 

 

作家デビューしてから10年間、BL専門だったことにも驚いたし

ドラマ化された「美しい彼」の作家だったことにもビックリ

 

文芸作品を書き始めてたった4年で2回も本屋大賞を受賞した凪良さん

さぞかし順風満帆な作家人生だったのだろうと思いきや

 

文芸作品として初めて出した「神さまのビオトープ」が

全然売れなかったというのは意外でした

 

私はこの作品を読んで彼女のファンになったほど

素晴らしい作品だと思ったからです

 

読み終えて今思っていることは

もっと彼女の本を読みたいということです

 

とりあえず「滅びの前のシャングリラ」は予約しました

「汝、星のごとく」は・・・予約数が落ち着いてからにします(笑)