世界卓球女子決勝戦に進出した日本チームは

接戦の末、惜しくも中国の前に涙をのんだ

 

しかしながら5試合制の試合で一時は2-1でリード

ここ最近の中国との試合で一番接戦だったと思う

 

予想外の日本の頑張りに中国は

さぞかし肝を冷やしたことだろう

 

「王道の卓球で中国と勝負したい。」

エースの早田ひなは試合前にそう宣言し

東京五輪金メダリストの陳夢相手に

打って打って打ち勝った

 

小手先の技ではなく力で勝ち取ったこの結果は

中国陣にショックを与えたと思う

 

平野美宇はストレートで勝ったし

 

15歳の張本美和も最後まで頑張った

 

 

でも一番記憶に、ココロに残ったのは伊藤美誠

「試合に出るのも楽しいけど、ベンチにいても楽しい。」

 

今大会はあまり出番が無かったがベンチから声援を送り

ゲームの間やタイムアウト時には選手に適格なアドバイスをした

 

そして何と言ってもこの笑顔

戦っている選手はどれほど励まされただろう

 

試合中もプレーの合間にベンチに振り返ればアイコンタクト

それが心強かったと平野選手も言っていた

 

振り返ればヤツがいる

振り返れば美誠がいる

 

そのアドバイスを聴いていた張本と木原

これからの日本を背負って立つ若き二人にとって

大きな財産になったのではないだろうか

 

 

東京オリンピックを終えて目標を失い

一時期不調に陥っていた伊藤選手だったが

 

まだまだ日本は彼女を必要としている

これからも第一線として頑張ってほしい

 

最後に、日本選手の皆さん、お疲れさまでした

今はゆっくり体を休めていただきたい