さて、嫁が実家に戻ってかれこれ1週間近く経ちます。こちら上海では、木曜日に雨が降ったりして、暑くなってきたとは言え、まだまだ「初夏」てな感じですが、安徽の田舎ではこの数日もカンカン照りで気温も30度超えとのこと。この時期は、とても農作業が忙しいそうで、とても大変な様子は伝え聞いています。嫁のメールに、

我都累死了

という一文があり、簡単に言うと(いろいろ働いて)疲れ果てたという意味です。「都」の新しい用法を学びましたね。(←違うだろw)

今回(去年の11月から)、上海に戻ってきてからは、あまり外食は多くありません。ただ、ひとりでいると、やはり夕食などは外食に頼ることになります。我が家は、いわゆる「日本と同じような食生活が送れそうな」日本人が多い一角からは結構離れており(と言っても車で15分ぐらい)、かつ会社とは全く逆方向なので、出勤帰りで疲れたまま家をスルーして反対側に行くというモチベーションには、なかなかなりません。

せっかくひとりだし、ドローカルな安食堂に行くのも微妙なので、余り多くないチョイスの中から、日本っぽいモノが食べられそうなところを選ぶような感じです。ある日は、以前もよく足を運んだ静安寺の久光百貨店(香港そごう系列)の地下に行って見たり、また別の日は、呉江路歩行街の日系(!?)ラーメン店で撃沈したりしていました。あ、梅龙镇伊勢丹の地下は、いろいろチョイスがあって良さげでした。

そして、昨日の夜は嫁と一緒だと中々行けない某店(なんか違う店に聞こえるw)に照準を定めていました。どのぐらい定めていたかというと、夜死ぬほど食べるために昼食を抜きました(笑)。定時ダッシュを決めて(そこまで?)南京西路駅で降り、エスカレーターを上り、南京西路を横断して少々右に向かったところにあるビルの地下に潜り込みます。

ま、簡単に言うと、818广场の合点(がってん)寿司に行ったわけです。

嫁は特に中国だと生ものを食べるのをいやがります。寿司も嫌いではないし、日本にいるときは時々食べたいというのですが、何も上海で寿司を食うことはないだろということで、必ず却下されるので、こういう時しか食べられないんですよね。

自分も、相当テンションが上がっていたのか、いつもなら撮っていたであろう写真も取り忘れ、無心に食べることしばし。自分の左手に皿が積み上がっていきました。気がつけば16皿も平らげており、もっと驚いたのは30分も経ってなかったってこと(笑)

・・・どんだけ無心に食ってたんだか。

お勘定をすると287元。1元=16円で換算すると4592円てな具合になりますね。冷静に計算した後で少し青ざめました。意外だったのは、高級魚とは呼べない鯵に一番高い32元の値段が付いていたこと。上海で生の青魚を食べるには、それなりにコストが掛かるんだなと痛感しました。何はともあれ、胃袋に入ったモノを後悔しても始まりません。てか、やはり上海で日本の寿司が食えるのは何とも幸せな感じです。

ただ、やっぱり寿司を食うなら色んな意味で千葉だなと思います。やはり海が近いせいか、同じ値段でも(お店によっては)ネタのレベルが良かったりします。これは東京に出てきて、うっすいネタの寿司を食べたときにも思った事ですが、千葉で魚を食うこと自体が、どれだけ恵まれた環境だったんだと、出てきてから気がつかされます。

嫁もあと数日したら帰ってくると思うので、鬼の居ぬ間にもう少しフリーダムを楽しんでおこうと思います。