ここ最近、(中国時間の)朝7時からNHKの朝ドラを見たらジムで軽く(ホントに軽くw)汗を流すのが日課になっています。ドラマが終わるとすぐにジムに行くので、7時20分過ぎに入って軽く(ホントに軽くw)運動してから、シャワーを浴びて、だいたい8時過ぎにジムを出るという感じです。

今朝もいつもと同じルーチンを終え、シャワーを浴び終え、ドライヤーで髪を乾かしながら、出発の準備をしているときに事件が起こりました。ちょうど午前8時頃のことです。

いきなりジム全館の照明が落ちました。このジムは地下にあるので非常灯の明かりを除いては全て真っ暗な状態。以前なら多少は動揺したかも知れませんが、ここは中国。停電の経験は1度や2度ではありません。何事もなかったように、非常灯の緑色の明かりを頼りにロッカーに戻り服を着ます。そういえば、ロッカーの鍵は電池式で通常どおり動いてくれたので事なきを得ました。

・・・これがロッカーの電源も落ちてロックされていたら、40間際にしてフ○チン状態というなんとも情けない事になるところでした。

洋服を着たところでロッカールームから出て様子を見てみると、地上の光が入るプールの方から光が漏れていますが、トレーニング機器は全てストップ。当たり前ですが電源は落ちています。さすがにトレーニングを続けている人はいません。

受付の方向に向かおうとするのですが、受付方向は真っ暗。同じように取り残された人が、携帯電話の明かりを頼りに外に向かっているので、それについて行きました。

受付は無人。ただ、受付の端末PCはまだ電源が入っているように見えます。それに、受付と外につながる通路の明かりはまだ付いているようでした。とはいえ、ロッカーの鍵を返して、会員証を返してもらわないと行けません。人を探しに、うろうろすると、さっきまでわずかに付いていた明かりやPCの電源も消えて、非常灯以外はすべて消えてしまいました。

しばらくすると、自分が来た時に受付でMacの無料朝食をほおばっていた受付小姐がもどってきたので、とりあえず、

自分「换给我卡吧」(カード返してくれる?)

とお願いします。入るときと出るときにICカードで記録を取るのですが、停電ではそんなことができるはずもなく、ロッカーの番号いくつ?と聞かれてそれに答えて、カードを返却してもらい、いったんジムを脱出しました。

やはりジム以外は問題なく電気が供給されているようです。ブレーカーが落ちたにしては、少々時間が長すぎるよなと思いつつ、自室に戻り出勤の準備をして再びジムの前を通りかかったときに、この張り紙を発見しました。

$上海に戻っても相変わらず平社員な男の日記-張り紙

張り紙の主は、ジムではなくてテナントビルを管理する管理会社です。超要約すると、

この○○○○ジムは、再三の催促にもかかわらず、家賃、管理費、電気代などが未納のままとなっています。よって、3月18日(月)朝より電気の供給をストップします

いちおう、他の都市では知りませんが、このジムは上海では大手。自分が上海で始めて住んだマンションの中にもありました(ただし転居後にオープンw)し、上海各地にチェーン展開しているジムなんですが、まさか家賃その他を滞納していたとは。。。おそらく値上げ要請に対抗して、そんな言うなら支払わないとゴネてみたら、実力行使で電源落とされちゃったというようなオチだと推察します。

それにしても、久しぶりに中国中国中国らしい光景を目の前で見せられたような気がしました。日本では、いくらなんでもオープン時間帯に電源を無理矢理落とすなんて事はしないですもんね。

さて、ジム側は慌てて支払をするのか、残念ながら撤退するのか、しばらく事の行く末を見守るしかなさそうです。