ただならぬ用件があり、昼食休憩を使って陸家嘴(陆家嘴)にやってきました。

この日の上海は、いつもに増して毒ガススモッグがかかっており、上海の誇る三大高層ビルもあり得ないぐらい霞んでいます。



通勤時にはマスクをしているのですが、この日は見事に忘れてしまったのが運の尽き。いまだに喉の奥が違和感ありありだったりします。ちなみに、家にあるマスクの数量が限られているので、同じマスクを数日間使用しているのですが、鼻とか口のところが黒ずんだりはしていません。

これをあまり大したことない汚染ととらえるべきか、マスクの目より小さな粒子が漂っているとみるかはあなた次第(笑)。

ちょうどお昼時ということもあって、周辺の金融街で働いている人たちを多く見かけましたが、やはり全体的に垢抜けている感じがしますね。わが張江で働いている弊社中国人社員も、超名門F大学とか上海T大学でコンピューターサイエンスを学んだいわゆるスーパーエリートなんですけど、やはり張江男/女のなせる技か、どこかしら田舎のにーちゃん、ねーちゃんぽさが残っているのとは訳が違うなぁなんて思ってしまいました。

話は逸れますが、ひょっとすると張江男/女に以前ほど上海人が多くなくなったようにも感じるのですが気のせいでしょうか?こればっかりは、統計取らないと分かりませんね。

さて、しばらく来ない間に完全アウェイな感じになってしまった陸家嘴。用事を済ませるために目的のビルに行こうと思ったのですが、なかなかたどり着けません。実は出口を左に出れば30秒でゴールだったのですが、間違えて右側に進んでしまったために、空気の汚い中、ビルの敷地をぐるっと一周する羽目に陥ってしまったのはここだけのヒミツです。

簡単に言うと、時計の12時の位置から出て、目的地は11時の位置なのにも関わらず、時計回りにぐるっと回ったという感じですね。

・・・なんともお恥ずかしい。

用事を済ませたところで、せっかくなのでここでランチを食べることにしました。東京にいた頃は、毎日のように代々木店の前を通っていたのですが、中に入ったことはなかったんです。



ちなみに、続きの部分は、日本の一風堂に行ったことがなかったという前提で読んでいただけると、意味が分かりやすいと思います。

お店の前には、順番を待つ人が大勢待っており、こりゃ待たされるかも、でもひょっとしたら1人だからすんなり入れるかもと思いながら、聞いてみると2-3分待ちでカウンター席に通され間々した。

とりあえず、定番っぽい特性白丸を頼んでみると、店員さんに(中国語で)

店員「麺は普通の硬さにしますか?それとも軟らかめにしますか?」

と聞かれたので、

自分「それなら普通で」

と答えます。上海の人は軟らかめの麺が好きなのでこういう聞き方をするんだと思っていました。

しばらくすると、隣の席に中国語の出来ない日本人の御大がやってきて座りました。無言でメニューを指さして注文すると、店員が同じように麺の硬さを聞いてきます。ところが、御大は中国語が分からないので、店員さんが日本語に切り替えて、

店員「麺の硬さは」
御大「バリカタ」


とかぶせ気味に答えていました。これを聞いた瞬間、理由はよく分かりませんが、なんだかいろんな意味で負けたなぁと思ってしまいました。なんというか、自分は博多ラーメンビギナーだな的な(笑)

その御大、頼んだ品がなかなか出てこなくて、イライラがマックスイラッカリカリになっている(でも店員にクレームできるほどの中国語力がない)のが伝わってきたのですが、そこに口を出すのも変な話なので、そのままそっとしておいて、自分の食事を楽しみました。

まずは、餃子が出てきました。



ショウガがかかっていて、日本風に醤油とラー油で食べる餃子。昨日の夕食が餃子だったこともあり、ごめんなさい。あまりピンときませんでした。

つづいて特性白丸の登場です。やっぱり、久しぶりの日本のラーメンは、まいうーです。



まいうーとしか言えない自分のボキャの貧相さがなんとも切ないです(笑)。

ちなみに、中国人って、食べ物の味を評価するときのボキャが半端ないですよね。テレビとか見ているとよく分かります。それに引き替え、日本のテレビだと、リアクションの大きさがすべてみたいになっていて、嫁なんぞはよくあきれています。

これで満足だったんですが、なぜか、こんなモノも頼んでしまいました。



エビバーガー的なモノです。なんだか小腹が空いていたのでペロッと言ってしまいました。さっきの御大は、まだカリカリしていましたが、個人的には大満足なランチとなったのでした。

あまりに余裕をこいてランチをしてしまったので、その後、慌てて会社に戻ったのは言うまでもありません。

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