転生ノ章 | -UselessDays-

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役に立たない


とあるジャングルに
人食い人種の親子がいた。

パパは、まだ幼い息子に
ジャングルでの
生き残り方を教えていた。

毒矢の作り方や、
乾いた石で火を起こす方法、
などなど……。

これらの事は
ジャングルで生活する為に
とても必要なことだった。

そんな事を教えていると、
突然、岸の方から
人影が近づいてくるのが見えた。

親子は慌てて物陰に隠れて、
人影に目をこらした。

どうやら、難破した船の
生存者らしい。
ブロンドの若くて
美しい女性のようだ。

幼い息子は
小躍りしながら言った。

「わーい、パパ。今夜のディナーはあの女に決まりだね!」

パパは首を
横に振りながら言った。

「いや。今夜のディナーは、うちのママだな」