今回の書き込みは長文です。

3月に書いたのですが、4月に移動しました。

 

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私はけっこう肩がこります。

肩こり解消のためには、整体院よりプールがよいようで、ときどきプールに行きます。

実は私は泳げなくて、「平泳ぎのようなもの」ができるだけです。

が、気になりません。肩こりを治せばよいのですから。

年配の人達と一緒に歩いたり、平泳ぎのようなものをしたりしていました。

 

 

プールで歩いているだけでは、退屈なので、泳いでみました。

歩くよりは気持ちが良いです。

私の「平泳ぎのようなもの」をしていると、疲れるし遅いです。

 

そこで、自己流でスムーズに泳げる工夫しました。

水の抵抗を減らす方法など自分なりに一生懸命考えました。

なかなかうまくいきません。

 

 

YouTube をみると、自分で考えたことの数十倍の知識がたちまち手に入ります。

これが先人の知恵、教えてもらうことのメリットです。

 

少し上手になると楽しくなります。

少しであっても上手になると、いっそう気持よく泳げます。

そうすると「もっとがんばろう」という気になります。


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さて、ここから本題です。

 

ドイツ語の授業では教科書の練習問題をすべてをやってはいません。

解答が教科書に付いていないから、自分で問題をやることができない、

という学生がよくいます。

 

私のプール体験では、

 (1)ウォーキングだけしていた

    ↓

 (2)自己流の水泳をやってみた

    ↓

 (3)人から習おう

という順で、「教えてもらう」に至ったのですが、ほとんどの学生にとって、ドイツ語は初めから(3)なのです。

 

練習問題があっても、その場で「正解」を得られないなら勉強しません。解答のついている練習問題でなければやらないようです。間違って覚えたら困る(時間のムダ。労力のムダな)のだそうです。

初めから「正しい泳ぎ方」を教えてもらわないなら泳がないというのと同じこことです。

 

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受験勉強なら、そのように勉強するでしょう。自分で試行錯誤してる場合ではありません。受験勉強は「勝負事」であって、楽しむものではないからです。受験勉強と学習は違います。

 

私が健康のため、水泳をしようと思ったように、

教養として、学習練習として、ドイツ語をやってみようというのでなければ当然「受験勉強型」になるでしょう。

 

自主学習は遊びの延長といえるでしょうし、ヒトには「知るよろこび」というのがあるそうですから、試行錯誤しながら学んでいくなら楽しいはずなのです。

 

文部科学省では、あらゆる授業に予習が必須であるとしています。授業の前に試行錯誤して、「ここがわからない」という点を明らかにしておけば、授業での効果は上がります。本来の学習からすればそうでしょう。

 

しかし、15回か30回の授業で結果を出そうというのなら、予習をしている暇はない(予習をする気にはならない)と思います。実際、予習をしている学生はほとんどいないでしょう。(このことはみんながわかっているはずです。)

 

私の平泳ぎのように自己流でやってみて、どうしてもうまくいかない、もっと良い方法はないのかと疑問がいっぱいになってから教えてもらうと、「そんな方法があったのか」と本当に感心します。

 

自己流でまちがったやり方をしていたときも、それなりに楽しかったのです。試行錯誤はたのしいです。それでも、より良い方法がわかったときの嬉しさは格別です。また、確実に身につきます。

 

ドイツ語も同じなのですが、そうはいかないのが現実です。ドイツ語を学んでみたいから学ぶ人もいるし、授業に組み込まれているから仕方なしに学ぶ人もいます。目的も方法も千差万別です。