うちの教授は本当に忙しいです。
毎月どっか海外に行ってるし、会議や打ち合わせが分刻みで入ってて捕まえるのに一苦労。
ひと月で研究室にいるのは多くても2週間ぐらいでしょうか。
そんな教授の究極に適当な話。
その日、僕は実験の打ち合わせのために教授を訪ねました。
事前にアポを取ってたんですが、打ち合わせが始まったのは30分遅れ。
まあこれくらいはよくあることなんで慣れてます。
で、肝心の打ち合わせ。
実験のデータと考察を出して報告。
すると教授から助言が。
やっぱり教授だけあって、的確なアドバイスです。
そして最後に「今日中に見直しといて。明日(共同研究してる)企業の人に送るから。」
といって終わりました。
考察なんてそう一晩で出来ることじゃありません。
ほぼ徹夜して考察&まとめ。
言う通りにやってみたものの、完璧に出来てるかどうか自信はありませんでした。
次の日。
教授は朝から授業で不在。
しかも昼から教授会ということで、出会えるチャンスは昼休みしかありません。
で、昼休みに訪ねてみたものの不在。
待って、待って、待ちまくりました。
そして、ついに廊下で教授発見!!
すれ違いざまに「昨日のデータの考察についてなんですが…」と聞くと、
「うん、あれでいいんじゃないかな。僕これから会議だから急いで先方に送っといて。」
…
…
…
考察見てねーーーーーーーーーーーーー!!
テキトーーーーーーーー!!
あれだけ徹夜してやった考察なのに…
「あれでいい」ってどれだよ!!
結局、教授に見られることのなかった考察をつけて、データを送ることに。
幸いアクシデントにはなってないものの…
この教授に付いて行っていいものなのか…