1/(ii)/2章/『スコ史』 | 藤原の田中のブログ

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 (ii)キリスト教

 キリスト教の伝来は、4つの民族にあらためて凝集力を与えた。というのも、異なるタイプのキリスト教を唱導する者が、皆同じ重要な真実を教えているからである。そして、未開民族により高度な道徳をもたらし、より良い生き方を示したのだった。スコットランドには2つのルートからキリスト教が伝来した。しかし、種はすでにローマ時代に蒔かれていた。ローマの同盟部族の中には公式にキリスト教を取り入れていたものもあったかも知れない。重要なことは、我々が知っている最初の大規模な布教は、ニニアン(訳注1)によるピクト人への布教であって、ブリトン人へのものではなかったということである。

(訳注)

1.ニニアン:

 聖ニニアン(Saint Ninian)は キリスト教の聖人である。現代のスコットランドの一部地域に相当するピクト人の間での初期の宣教師として8世紀に初めて言及された。このために、彼は 南方ピクト人への使徒 (Apostle to the Southern Picts) として知られており、 ローランド地方を通じたピクト人の遺産を持つスコットランド各地、および、ノーサンブリアの遺産を持つイングランド北部の一部におびただしい数の彼への献呈(dedication)がある。ニニアンは、スコットランドでは リンガン (Ringan) としても知られ、イングランド北部では トリニアン (Trynnian) としても知られる。(from Wiki, Jpn, 「ニニアン」)



 

キリスト教の伝来は、4つの民族に新たな結束力を与えた。