1/2章/『スコ史』 | 藤原の田中のブログ

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 2章:4つの民族の統合

 843(c.):スコット王ケネス・マクアルピン、ピクト王になる

 1018(?1016):カーラムの戦い。マルカム2世、ロジアンを手に入れる

 1034:マルカム2世の孫ですでにストラスクライドを支配していたダンカン、統合スコットランドの王になる

 4つの民族は1つの国民に統合された。その統合には何世紀もかかった。今日でさえもハイランド人とローランド人はそれぞれ別個の意識をもっている。この発展に伴う混乱した闘争を詳細に語ることはここでは無理である。それよりも、統合を推進した主要なファクターを見ていくのがより有益である。これらのファクターは互いに作用し合っているが、しかし、やや人為的な分析によって、我々は5つのファクターを区別する。すなわち、(i)共通の背景、(ii)キリスト教、(iii)ピクトランドの隆盛、(iv)スカンディナヴィア人の攻撃、(v)イングランドからの圧力である。