9/⑴/1章/『スコ史』 | 藤原の田中のブログ

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 クライド、フォース両湾以北の土地の支配的な特徴は、山岳地帯である。その山岳地帯は多くのブランチに放射状に分かれているが、2つの大きな部分に分かれると見てよいだろう。一つは、ベン・ローモンド(ローモンド山)から大きな弧を描いて北東に伸びており、「グランピオン山脈」という漠とした名称で知られている。もう一つは、ベン・ネヴィス(ネヴィス山)、ベン・アトウ(アトウ山)を経由してはるか北方に伸びており、古代の作家がいう「ブリタニアの背骨」を表していると考えられる。この部分はグレート・グレン(大峡谷)に貫かれており、そこにある3つの湖、すなわち、ロッホ・ロヒー(ロヒー湖)(訳注)、ロッホ・オイヒ(オイヒ湖)(訳注)、ロッホ・ネス(ネス湖)は、現在ではカレドニア運河によってつながっている。もう一つの大きな峡谷が、グレート・グレンに対してほぼ直角の角度で、オーバンから伸び、パス・オブ・ブランダー(ブランダー山道)を通過し、グレン・ドーハート(ドーハート峡谷)およびロッホ・テイ(テイ湖)に至っている。


(訳注)

ロッホ・ロヒー(Loch Lochy)の発音は次の動画が参考になる。




ロッホ・オイヒ(Loch Oich)の発音は次の動画が参考になる。