20/⑸危機/7章/『スコ史』 | 藤原の田中のブログ

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 この常なる規律は、スコットランド人の心に勝手気まぐれで厳しい神という発想を植え込んだ。そして、彼らは神を愛するというよりは、神を恐れるようになった。おそらく、選ばれたという意識が精神的な傲慢さを生んだであろう。一方で、それは高度な道徳基準を彼らに埋め込んだ。そして、教育に対する嘱望を。なぜならば、すべての個人は自分について責任をとらなければならないから。それは独立の精神を育み、それ(独立の精神)は一見、予定説を信じている者たちの中にあっては奇妙に見えた。そして、神に対して正しくあろうという意識が、時として、仲間に対する礼儀の欠如につながった。