何を行ずるのか | ハリーの養生訓

ハリーの養生訓

僕が見つけた養生

長文が続いたので、今回は簡潔にしてみます^^

「観の転換から、本心の開発へ」

と書くとなんだか小難しい感じがしますが、噛み砕いて言えば、

「観の転換」とは、

「悩みは真正面から向き合わない」

ということです。

一見すると、真正面から向き合わないなんて、不真面目で、怠けているような感じがします。

しかし、病気になったとして、一日中病気のことを考えたからといって、治るかといえば、治らないでしょう。

それで治るなら、多くの人が簡単に治しているはずです。

ところが、考えれば考えるほど、むしろ重苦しい気持ちになって、ますます心身を弱らせてしまうことでしょう。

「病気になったら、わたしが一番最初に気をつけることは、それは、どこの病院に行こうか、ということではなく、何の薬を飲もうかということでもなく、一日中、病気のことで頭をいっぱいにしないことである。」

99歳まで生きた宇野千代の言葉ですが、本当にその通りだと思います。

合気道をやっていたので身に染みていますが、真正面から相手の力を受け止めたら、ひとたまりもありません。

しかし、半身に構えて、斜に受け流せば、うまく調和できます。

まずは、ほかの誰でもない、自分をゆるして、大切にして、自分がやりたいこと、楽しいことを、素直にやればいい。

「本心の開発」とは、自分の心の声に耳を傾け、愛と調和に基づいて行動するということです。