ありえない事 | 企業機密ギリギリのラインでNTTへの愚痴を漏らします

ありえない事

 

 自己紹介もいい加減充分だろうと思うので、ボチボチ本題に

入ろうかと考える次第です。

 そんな本日のお題は「ありえない事」です。



■NTT東日本の「ありえない事」


 NTT東日本と接していると「ありえない事」だらけで枚挙にい

とまが無いので、その一部をかいつまんでご紹介します。


 NTT東日本の「ありえない事」の中でも一番わかりやすいの

が、「放置」の多さです。

 僕ら代理店なんて言うものは所詮奴隷みたいなものだから

「放置」されようと我慢する他無い訳ですが、これがお客さんに

対しても同様に「放置」するのだから呆れます。

 例えば現在SMAPのTVコマーシャルなどを使って大売出し

中の「フレッツ光」なども、申し込んでくれたお客様への連絡を

担当部署が怠っていたり、それを管理するセクションが無かっ

たりで、困ります。呆れてモノが言えません。


 プロバイダーや代理店経由(含む家電量販店)などで申し込

んだお客さんのその後の流れとして、NTT東日本から電話が

入って、そこで宅内工事日を決めて、そして利用開始。という風

にいくものなのですが、そこで電話連絡を怠ってしまうものだか

ら、その先に進まないんです。

 お客さんの側からしてみれば「申し込んだのに何の音沙汰も

無い。放置されている」となるのは当然の事で、その怒りの矛先

がどこかへ飛び火するんですね。


 例えば僕ら代理店などに、です。


 こんな状態を知ってNTT東日本の当該部署はどう動くかと

言うと、たぶん日常茶飯事なのでしょう、詫びの一言さえなく

その代わりに「忙しいので」とか「私は担当じゃないので」とか

どうでもいい枕詞を頭につけて、ようやく動く、そんな塩梅です。

 イマドキ役所でもこんな扱いは受けないよ、と思うのだけど

僕らは代理店という名の奴隷だから我慢我慢、とにかくお客

さんにだけは失礼の無いようにお願いしますよ、NTTさん。



■NTTドコモの「ありえない事」


 ドコモと東日本の大きな違いは、前者は市場競争が活発な

おかげでいい加減な振る舞いが出来ない雰囲気に包まれて

いる事で、後者は競争が全くといっていいほど無いせいで、

いい加減な振る舞いが「出来てしまう」事です。


 したがって、今のドコモは、あのNTTグループにあって、比

較的、いや、かなりまともになってきているのが現状です。

 ですが、年配社員のほんのごく一部にはNTTらしさが抜け

きらない人も残っています。そういう人に出会うと、「ん~、こ

れぞNTTグループ」と妙に感心してしまったりも、します。


 僕がケータイ屋さんの雇われ店長をしていた頃、「代理店

考査担当課長」という、偉いんだか偉くないんだかわからな

いオッサンが僕の店に来た事がありました。

 ただ、フツーのキャリア(※1)社員が名刺を持って挨拶に

来るのとは違い、何か店舗スタッフに声を掛けるでもなく、

一般客に紛れて来店していた為、来店時の「いらっしゃいま

せ」と、退店時の「ありがとうございました」以外に声を掛ける

事はありませんでした。

 無論その時はドコモの社員が自分の店に来ているとは思っ

てもみませんでした。


 その後少しして、上司から電話が掛かってきました。なんで

も、NTTのお偉いさんがお忍びで来店した際に「いらっしゃい

ませしか言われなかった」と憤っていたらしいのです。

 上司いわく「自分の顔が知られていなかったのを腹立てたの

だろう、恐らく」との事で、実に大した事の無い出来事で済んだ

ハナシなんですが、大人気ないというか、「ありえない事」だなぁ

と、そういう風に思ったエピソードですね。


※1 キャリア=通信業界ではNTTやKDDIなどの第一種通信事

          業者の事を「キャリア」と呼んでいます。

          素人さん達は「メーカー」などと呼んだりする場合

          もあるようですが、キャリアは何かを製造している

          訳では無いので、「キャリア」と呼んで、端末などを

          製造している「メーカー」と区別しています。