陰謀論で、テレ東やりすぎコージーで最初に取り上げられて話題になったのが、1000円札の野口英世に関すること。
この野口英世の右半分と左半分が別人であること。
さらに、裏返してすかすと、野口英世の眼が富士山に重なる。
これがドルにもあるプロビデンスの眼だということを始めて主張したのが小石泉氏で、かれは数年前に亡くなったらしいが、千葉のプロテスタントの牧師です。
小石牧師はなぜこうしたことに興味を持ったのか知れないのですが、90年代に第一企画出版というマイナーな出版社から、数冊の本を出していました。
こうした本ですね。今はすべて絶版で、第一企画出版という出版社も倒産して存在しません。ブックオフに置かれていることがあるので、気になる人は読んでみてください。
この方のオフィシャルなブログがありますが、この中で「角笛」というサイトに言及しています。これは2000年代当時の数少ない陰謀論サイトですが、小石泉ファンか誰かが作っていたようです。小石牧師の本をたくさん引用して、陰謀論言説を繰り広げていました。数年前まであったはずですが、今は見当たりませんね。
やりすぎコージーでハローバイバイという漫才コンビにいた関という人物の様々な言説の元ネタは、この牧師の90年代の著作です。
行き過ぎた、バカげた「極北の陰謀論」の類で、アメリカで80年代から騒ぎになっていた内容を紹介した本と言えます。その点でのみ評価できるでしょう。
一つだけ、歴史的政治的事実としてされているイタリアで起きたP2事件という陰謀事件に関する記述だけ、価値がありました。それは真実、事実として認められている有名な事件だからです。
私が2005年から知っている、調べてきた陰謀理論総括をするつもりですが、まずは手始めに小石泉さんとハローバイバイ関について触れることから始めてみました。
「もてあそび陰謀論」、真剣ではない情報の調べ方、取り組み方をすると、パラノイドになる。その典型である人々(ベンジャミン・フルフォードやリチャード・コシミズなど)がたくさんいますが、その日本での大元が小石泉の言説とそれを都市伝説という面白おかしい怪談話に仕立て上げたテレ東と関氏の「功績」と言えるでしょう。


