丁度、古典部シリーズを読んでいた頃、

清水市を舞台にした青春ミステリがある

ことをその時知りました。

よし、いずれ読むぞの「いずれ」は当然なかなか来ず

アニメ化と聞き、すわ読まねばと思うも、上手い具合に時間

が作れず・・・・・・といった具合でようやく

退出ゲームが読み終わったのは、アニメ放送がとうに終わった5月でした。

でも、面白い。

学園コメディで楽しませてもらった後に、

春太のどこからそんな知識を?という知識で事件を解決させ、

最後には少し苦い結末を知る。

千夏ちゃんの行動は見ていて本当に楽しいし、

ブラックリスト十傑には「こんなのがまだ8人もいるの?

くそっ、この学校楽しそうだ」と笑いながらワクワクさせられ

っぱなしでした。

アニメはまだ全部観きれていませんが、

コメディパートが減らされていたのがちょっと残念です。

【私的 退出ゲーム 名言】

彼女たちの「好き」とわたしの「好き」は次元が違う。
先生と一緒に部員集めに奔走して、ずっと先生をそばで見つづけてきた
わたしだからいえる「好き」がある。
―穂村千夏

こたえのない難題にぶつかったときは、
自らこたえをつくり出す努力をすればいい。
この四日間は無駄じゃなかった。
一歩を踏み出すための四日間だったのかもしれない……。
―穂村千夏

ここまで話すと失笑するひとがたまに出てくる。
映画やドラマで見るような安っぽい絵空事だって。
そんなことはみんなわかっている。
努力すれば必ず報われるなんて甘いことは、
だれひとり考えていない。
みんな辛い現実を知っている。
でもどんな弱小吹奏楽部だって、普門館への
挑戦権を持っていることを忘れていない。
挑戦権を持ち続けるためにみんな努力を惜しまない
のだ。それっていけないことなの?
―穂村千夏