3月20日(土)
さがし、さがし求めて~ ワワワ
ひとり、ひとりさまよえば~ ワワワ
そんなよく晴れた土曜日の一日、出かけて参りましたよ、東京西部は青梅市に。
丁稚よ、「長崎は今日も雨だった」を引いて「よく晴れた土曜日」ってのは変じゃニャいか?
グサッ、出だしから論理矛盾を突かれたでゲス、もう後は先生にお任せするでゲス…。
そうか、どれポケットからおこんにちは、ニャンコである。
お昼御飯は武蔵国分寺の本格中華丼屋さんを探し求め、満腹至極のようだが、その辺は丁稚のやる気が芽生えたらいつかレポートされる日も来るだろう。
昨年末頃だったか、ある新聞記事を見た時、我が目を疑ったものニャ。東京西部の梅の名所として知られる青梅市に、国内初の梅の病気プラムポックスの感染が認められ、数千株単位で駆除がされるというものだった。
この病気、花には影響がないものの梅の実が発育前に落ちてしまうというもので、丁稚などは花で毎年楽しませてもらっているが、梅郷の農家の皆さんには死活問題、徹底駆除して回復を待つしかなかろうニャ。そんなこんなで観梅の諸兄諸姉にはくれぐれも梅の枝など、お持ち帰りにならぬよう(販売品は除くがニャ)。
そんな状況で、発生源によっては、もしや一目千本の梅景色も今年でしばらく見おさめになるやも知れぬ、そんな危惧にも似た思いを抱いて出かけた三連休初日の土曜日。途中、踏切トラブルはあったものの無事日向和田駅に到着。
梅の公園まで歩くこと20分ほど。今年は例年よりも少し早く着いたおかげが、まだ日が傾いていない。こちら梅の公園は、谷状地の斜面にずらりと梅が植わる構成となっている。二時過ぎの到着となったが、この時間で既に奥のしだれ梅エリアは山影となってしまっていた。メインとなる中央口からの景色は、午前中が見頃だニャ。
とはいえ、今年は例年よりも少し早く着いたおかげで、まだまだ日は中天にある。存分に一目千本を堪能できた。千鳥などの紅梅、緑咢枝垂などの緑梅、藤牡丹の桃色、白加賀の純白など、様々な色合いが目を楽しませてくれるのに加え、やはり梅はとろけるような甘い香りが風流だニャ。思いのほかのように、一株から桃色と白の二つの色の花が咲いている株などもあり、見ていて飽きない。
見事には違いないが、気のせいか今年は斜面の際に切株が多かったような気がするニャ。もしかするともう駆除が一部スタートしているのかもしれない。いずれにしても、様子を見させていただきながら、また梅の香りを楽しみに来たいものだニャ。
さて、本格的に日が陰ってくる前に、青梅をあとにするとしよう。開店時間の都合もあることだし…ほれ、丁稚あとはお前の時間だニャ。
へいへい、わかったでゲスよ、所詮あたしには文学的素養なんてな、ないんでゲスからね。
こころ こころ乱れて~ ワワワ
飲んで 飲んで 酔いしれる~ ワワワ 酒に恨みはないものを…とくらぁ…ヒック…
してからに、書き物ダイエット第二弾~ときたもんだ。
沼袋の駅に久々に降り立って、探し求めてさまよえば、駅から歩いて三分の新進気鋭のもつ焼き屋さんにたどり着きます。
食べ レバ・チレみそ各1本、うずら・がつ醤油各1本、もつミック酢、
キャベツスティック、エリンギ巻き、トマト巻き
飲み ホッピー(セット、中1)、特製シャリハイ、磯自慢、どぶろく
「三か月の長期休業は終わりました」とシニカルに笑うご店主、たっつんが今週月曜にオープンした、沼袋のもつ焼き屋さん。この機会にと足を運びましたら、意外な出会いにビックリ。カウンターには黒ブタさんに金魚屋さんご夫妻は予想どおりとしても、まさかねぇ、いけちゃん(笑)。
磨かれた焼きの技は変わらず高く、チレみその独特のみそダレにとろけるチレの脂感がたまりません。レバのフワフワ感よかったですなあ。1ピースお裾わけいただいた、エリンギ巻き、トマト巻きもまた良しで、脇を固めるもつミック酢のさっぱり感、口直しのキャベツスティックのボリューム感ともいい揃え。
そして何より、酒好きの琴線を刺激するお酒の揃えが素晴らしい。磯も良し、どぶろくの甘さは白酒の如く飲み易く。もちろんそれほど軟なお酒のはずもなく、飲み過ぎには手痛いしっぺ返しも来ましょうが、するすると飲めてしまいます。さらには、謎の飲み物特製シャリハイ。これはヤバうぎ。飲んだことのない味わい、そして効くのです、回るのです。どのくらいって?……是非、一度お試しのほどを。
やきとんたつや 今月は22日・31日以外無休 営業時間・定休日検討中
食べ 熱燗二合
飲み くじら刺し、牡蠣のふわふわ
お約束のもう一杯だけのつもりが、ゆるゆると熱燗二合となりました竹よしのカウンター。この日は土曜にも関わらずテーブルの一組だけの店内。マスターとゆっくりお話しながらの一献が、進まないはずもなく。
くじら刺しのやわらかさ、牡蠣のふわふわのプリッとした牡蠣と卵の食感の好対照、ああ自分が酒に強ければと思った一夜でした。
遅くまでお付き合いいただいたいけちゃんに感謝、年の差を超えた飲み仲間がいるのはなんともありがたいこと、是非また飲りましょう!