敵討ち・79 112 三十郎はのどを鳴らしまくり───「オレはある人間を 殺そうと思って 生きている。。。 もう充分悪人だろ?」「そうかい。」おさとはそれ以上は聞かなかった。この人も問題を抱(かか)えて生きている。それがわかっただけで充分であった。~ 続く ~