Pianist and midnight -2ページ目

Pianist and midnight

真夜中のピアニストは眠ることを知らずとても敏感なその耳でそっと音色を聴くのです

私に持病の仮病を
演技する能力があれば
楽なのかもしれないけど

そんな能力はもちろん持ち合わせていないので
今日も重い肩乗せて

私はチャイムを聞くのです

君の名前が
近くの話題に載るだけで
泣きたくなったよ

我慢して我慢して
落ち着け私。

終わったんだ。

あのころの甘い日常は
終わったんだ。

ばいばい 楽しかったあの時間。
こんにちは 生きがいのない世界。
私が居なくなったらどうなるんだろう

仮に居なくなっても私が死ぬわけじゃない

たとえ触れれなくとも温度がないだけ


だれからも遠い存在になることが死であれば
私は瀕死の嫌われ虫みたいだね