・・・・で、
コンクールに敗れ、
原稿持ち込みで散々に言われ、
次の作品にとりかかる。
また、
コンクールに出品するのか、
それとも、
再び、出版社に持ち込むのか。
それはわからない。決めていない。
それでも、
いずれにしても、作品を描かなければ話にはならない。
描きたいネタはあった。・・・・・というより、
ボクには、
「世に問いたい」
そういった作品・・・・それは、実体験でしかないのだけれど。
それがあっての「シナリオセンター」受講だった。
だから、
「ネタがない」ってことはない。
それに、
「シナリオセンター」
受講して、
初めてのコンクールでは、
「軽バズリ」ってとこまでは持ち込めた。・・・・・これには、けっこー気を良くした。
とっころが、
上げ気分で、出品した次のコンクールでは、箸にも棒にもかからず・・・・
さらには、講談社に持ち込んでみたら、
散々な評価を受けたわけだ・・・・
でも、講談社への「持ち込み」は、
「凄いだろ?」
って意味での持ち込みじゃなく、
コンクールに落ちちゃった作品を持ちこんだわけで、
だから、
「・・・・この作品・・・どこがダメなんでしょうか・・・???」
そんな意見を聞くための持ち込みだった。
だから、評価が散々だったのは気にならない・・・・
それに、
じっさいは「散々」には言われてないからな・笑。
やさーーーしく、
こうしたほうがいいですよ・・・・とか、
やさーしくアドバイスをもらったって感じだった。
だから、
むしろ、
「貴重な意見が聞けた」
本心からそう思った。
確かに、
「シナリオセンター」
スクールでも意見は聞けるわけだし、
講師たちから意見を聞くってのもある。
・・・・むしろ、こっちのほうが、散々にクソミソに言われるよな・・・・講師によるけどさ・笑。
・・・・でもさ、
どうせ意見を聞くなら、
求めてる当事者から意見を聞くのが一番正しいと思ったんだよな。
「就職セミナー」の講師から話を聞くより、
企業の採用担当者から話を聞いた方が、現場に即した意見を聞けるに違いない。
・・・・で、
次の作品にとりかかる。
・・・・さーーーて、どーーすっか・・・・
まずは、
今まで描いた・・・・講談社に持ち込んだ作品を修正、ブラッシュアップというのは考えた。
描き直し。
修正して、
また、講談社に持ち込む。
・・・・そうやって、トライアンドエラーのような作業を繰り返していって、
いっこの満足いく作品に仕上げるって考えがあった。
講談社を「スクール」と見立てて作品を作り上げていくってことだな。
と、同時に、
全く違う作品・・・・
・・・そもそも、描きたい作品は何作かあるわけで・・・・そいつにとりかかるって考えもある。
・・・・それなら、
また、仕上げて、コンクールに出品すればいい。
・・・・さて、どっちを選ぶ???
・・・・で、
選んだのは、
「新作にとりかかる」
ってことだった。
ボクが、
「シナリオセンター」に入ってまで、
「世に問いたい」
そう思ってる作品は、
そんなに多くあるわけじゃない・・・・・そりゃ、そーだ。
自分の人生上の物語なわけで・・・
いくらボクでも、
そんな「突飛」な経験を数限りなくしてきたわけじゃない。
ボクが、
「世に問いたい」
そんな物語は、
大きく分類すれば、4テーマくらいだ。
・・・・だったら、
まずは、
その4テーマを、
描き切ってしまおうと考えた。
人間、年齢を重ねていけば「忘れる」ってのが出てくる。
それは、時間が過ぎれば過ぎるほど多くなる。・・・・それと、
時間が経てば経つほど・・・・その物語の「旬」というか・・・・
受けた「熱量」みたいなものも色褪せていく気がする。
だったら、
少しでも、早い段階で、
描き切っていく・・・・・「書き記しておく」
それが大事なんじゃないかと考えた。
「物語」として完成させるのは後でいい。
まずは、
日記のように、
時系列で書き記す。
思い出すこと、全てを書き残す。
その作業をやろうと思った。