ちょっと、今記事を書くようなタイミングではないんですけど。

とてもそれは理解しているんですけど。

なんか、書きたくなったので。

 

 

あたしは基本、ネガティブです。

とっても後ろ向き。

人を信じることとか、たぶん苦手なんです。

でもそれって、「この人自分を信じていないな」って思うことって、

結構悲しかったり寂しかったりするじゃないですか。

だからそう思われるのは嫌なんです、

思われないようにするために、あたしは人と一定の距離を保ってるんだ、

ってちょっと前に改めて気付きました。

 

でもね、最近、少し前向きになってきたんです。

びっくりですよね。

もちろんまだまだですよ?

でも、変わってきた気もしているんです。

そのきっかけは、ゼミのメンバーの一言でした。

あるディスカッションがあって、そのテーマが、

ブログにも書いていた悲しかった出来事ととても重なるものだったので、

ちょっと緊張はしたのですが、自ら手を上げて、

そのときの気持ちや、今考えていることを話したんですけど、

その後、あたしのところに来て、彼女はこういいました。

「麻友はそうやって、優しくなったんだね」って。

どういうこと?え?って言ったら、

「麻友はいろんなことを経験してきて、それを経て今の麻友があって、

それが今の麻友の優しさなんだね。

優しいなって思ってたけど、その理由がわかった気がするよー」って。

 

びっくりしたんです、

うれしいと思う前に、驚きが勝りました。

なぜかというと、私はその出来事を、『経験』とは思ってなかったから。

今も続く、悲しいこと、今も続く、苦しいこと、でした。

でもね、彼女はあたしの話を聞いて、経験だと思ったわけです。

それって、正しいなって感じたんです。

 

あたしは、確かに苦しかったし、きつかった、あの出来事を、

今はこうやって、第三者にかみ砕いて内容を説明できるようになってるんです。

確かに今もまだ解決はしていない(解決は無理だと思っています)けど、

あのときの自分がどうなっていたか、そして今の自分がそれをどう感じているか、

それがあったから何をどうしようとしているか、

ちゃんと全部言葉にできていたんです。

箇条書きとかにはできないけど、

人前で手をあげて、思いを言葉にできるくらいには、整理ができていたんです。

 

それでわかったんです。

あ、経験になってるなぁって。

確かに彼女の言うとおり、あたしはあの出来事を経験として、今につなげて、

そしてここに今のあたしがいるんです。

彼女のいうように、「優しさ」に変えることができているのか、

成長できているのか、そこは、正直自信はありません。

だけど、ちゃんと受け止めることはできてるんだなって。

そして彼女はあたしと接して、「優しい」と感じてくれていたんだなぁって。

うれしかったです、本当に。

 

人から見たら単純なことかもしれないけど、

あたしにとっては結構革命的でした!

 

何をそんなに引きずっているんだろう、

どうしてここまで落ち込んでるんだろう、

だってどうしようもないことだし、

もうあたしは一生懸命向き合ったし、

これ以上は悩んだって仕方ないとこまでわかっているのに。

ちゃんと「経験」って言葉に変換してあげなくちゃって。

 

そうか、あれは経験なんだって思えただけで、

とっても気持ちが楽になりました。

何度も言いますが、まだ解決はしていないから、

これからも、その苦しみはやってきます、その人と接する度にね。

でも、あたしは経験に変えていきます。

受け止めて、ちゃんとそれを未来の自分のためにします。

 

 

自分が誰かのためになるとか、

助けになるとか、支えられるとか、

もちろんそうなれたら素敵だけど、

なれないことだってあるし、

それで自分がつぶれてちゃ、これから何にも動けないですよね。

 

 

ほら、結構前向きだと思いませんか。

なんか、うれしいなって思って。

 

 

彼との向き合い方も変わってきました。

これからもずっと一緒にいるのかは定かじゃないし、

(こういうとこはネガティブですね・・・笑)

うまくいく確信なんてないけれど、

だからこそ、今相手を尊重したいと思います。

 

彼の言葉や行動のように、目に見えるものばかりに注目するのは

あまりいいことじゃないですよね。

Twitterかなんかで、

「相手を思って言わなかった言葉がある。しなかった行動があることに気付けたらいい」

みたいな文章を読んで、はっとしたんです。

実際にたくさんあることだと思うから。

どうしてこれをしてくれないんだろう、と思うんじゃなくて、

そこにもしかしたら思いやりがあるんじゃないか、

あ、あたしが試験勉強をしているから連絡しづらいんじゃないか、

とか一歩立ち止まって考えてみたら、

いろいろ納得できるようになりました。

 

自分がなかなか落ち着いてなかったから、

彼のことも大切にできてなかったところがありました。

ちゃんと気付いてあげようと思えるようになったんです。

そしたら本当に楽になりました。

もやもやしないし、悲しくならないんです。

むしろ、あ、この人優しいなって気付くことが増えました。

見方ひとつで変わるんですよね。

 

 

 

 

世の中いろんなニュースが流れています、

驚くこと、悲しいこと、様々あります。

あたしはあたしの人生をひとつひとつ、

生きていくことを守っていたいです。

みんなが、そうやって生きているのだと思うし、

人を尊重して過ごしていきたいです。

 

 

 

 

今日の歌はなんにしようか、

なかなか思いつかなかったのですが・・・。

 

 

*長いトンネルをくぐりぬけた時

見慣れない色に染まっていった

実はまだ始まったとこだった

 

「どうでもいい」とかそんな言葉で汚れた

心 今放て

平気な顔でかなり無理してたこと

叫びたいのに懸命に微笑んだこと

朝の光にさらされていく

 

…スピッツ

春の歌