親戚が、ジャズ・バーをやっている

 2019年に始めた店らしい

 そこに、ぼくは昨夜初めて行ってきた

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 マスターをやっている親戚に、ぼくは言った
「ジャズのCDは数枚だけ持っているんだ。マイルス・デイビスとビル・エバンス。」

 そしたら、アナログの『KIND OF BLUE』をかけてくれた
(その時、客はぼく一人だったからね)

 しばらくして、親戚がぼくに訊いた
「最近は何を聴いているの?」
 ぼくは答えた
「ザ・フー」

◆◆◆
 親戚は、「知らないなー」と言いながらパソコンを操作して、店内に流れる音楽をTHE WHOに替えてくれた

 親戚自身が手作りしたアンプを通り、660万円(らしい!)のJBLスピーカーから叩きつけるように吐き出される『my generation』

 ジョンのベースの低音といったら!!


 そして、『the kids are alright』

 今まで耳にしたことのない、ピート・タウンゼントのギターフレーズが聞こえたんだ
(つまり、ぼくの持ってるオーディオでは表現できていなかった音)


◆◆◆
 まもなく他のお客さんが入ってきたから、BGMはマイルスに戻った


 ほんの2曲だけだったけど、あんな高品質の音で、キース・ムーンのドラムを聴くことなんて、もうないかもしれないよ!!



 次に行って、もしもまた一人だったら、何をかけてもらおうかな・・・

 トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ
 ライ・クーダー
 テデスキ・トラックス・バンド
 ボブ・ディランの『desolation row』
 ・・・

 そうだ!ボブ・ディランの『one of us must know(sooner or later)』があった! 笑