久しぶりに、佐野元春のアルバム『VISITORS』を聴きました

 発売日は1984年5月だそうですから、私の年齢でいうと14〜15歳の頃です


 当時の私は佐野元春の大ファンでした

 レコードやカセットテープを聴き、佐野氏がDJのラジオ番組を聴き、コンサートに行き、雑誌を買い・・・

 あの頃、新作に期待していたのは、もちろん『ハートビート』や『サムデイ』路線でした

 ですから、多くの人がそうだったと思いますが、『VISITORS』は「アレッ?」でしたよね

 期待していたポップさは無いし、とっつきにくいし・・・

 一部の評論家の人たち(渋谷陽一氏等)は大絶賛していましたが、地方の中学生にとっては「うーむ・・・」でした


 しかし
 ずーっと気になる存在であるのは確かでもあります

 すなわち、正直なところ、今となっては『VISITORS』より前のアルバムは積極的には聴きたいと思わないんです

 でも、『VISITORS』は違いますね


 音に古さが出てしまっているのは確かですが、そんなものを吹き飛ばすだけの、グルーヴ、キレ、熱、などといったものがスピーカーからダイレクトに伝わってきます


 そしてまた、歌詞のかっこよさとリズム感(ビート感)といったら・・・

 特に、ラストの『ニュー・エイジ』なんかは、どのフレーズを切り取っても名フレーズじゃないですか!

 タイトルナンバーの『ビジターズ』と『ニュー・エイジ』は特に気に入っています


 今日久しぶりに聴いたら、歌詞をほとんど覚えている自分が新鮮でした

 中学〜高校の頃の私は、LPレコードの大きな歌詞カードを見て、必死に歌っていたんでしょうね^_^


 最後に
 佐野さん本人は、その後『ニュー・エイジ』のアレンジを替えたバージョンをよく歌っているようですが・・・

 私としては、圧倒的に『VISITORS』バージョンの方が好きです!!