確か・・・、『本の雑誌』を初めて読んだのは、二十歳前後の頃でした


(その頃の私は、椎名誠さんの大ファンでした)


『本の雑誌』で紹介されていた作品で、実際に購入したことを強く覚えているのは「悪魔のスパイ」(マイケル・バー=ゾウハー作)です


大学の生協で、ツケで買ったんじゃないかなぁ



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他方、『本の雑誌』で知り、気になりながらも読まなかったものもあります


その筆頭が、沢木耕太郎「深夜特急」シリーズです



なぜ、当時は読まなかったのか・・・


話題になっていたし、人気なのも知っていましたが、なぜか読みませんでした


若輩者の私には理解できなさそうというか、敷居が高そうというか、そんな気がしていた覚えもあります




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それから三十年以上が経って・・・


今とうとう読んでいます


先ほど、(文庫版の)第3巻(第3便)に入りました





沢木耕太郎さんの本は、初めてではありません


この5年ほどの間に、数作品読みました


・藤圭子にインタビューしたもの(タイトル、忘れちゃった真顔

・「凍」

・「檀」


などです



多分、自分にはそういった、いわば助走が必要だったのでしょう


その助走を経て、今まさに本走(なんて言葉はないかもしれませんが)とも言うべき、「深夜特急」に乗ったわけです^_^



沢木耕太郎さん、作品も見た目もカッコよくて、男からすると憧れの人です!!