こんにちはー


今読んでいる本は、椎名誠氏の『哀愁の町に霧が降るのだ』です。読むのは、三回目ぐらいで、恐らく二十代に読んだのが最後です。
なので、約30年経って、みたび読み出したことになります。


◆さて、何回目かはさておき、そのスーパーエッセイ小説(?)の冒頭では、椎名さんは自らのことを「ぼく」と表記しています。

しかし、物語も中盤になって、学生の頃を描く部分では「おれ」も出てきます。

確かめてはいませんが、もしかすると、どこかで「わたし」も出るかもしれません(出ないかもしれません)。



◆椎名さんご自身も、どこかで書いていらした記憶がありますが、男にとって、自分のこをどのように書き表すかは、とても、とても、とてつもなく難しいです。


女性の人ですと、概ね「わたし」で済むのではないでしょうか。(済まないようでしたら、ごめんなさいっ!)

ところが、男は「ぼく・おれ・わたし」の使い分けがホントに難しいんです。



◆公の場で発言する、或いは、ビジネス上のメールを送る、などといった場合は「私」で決まっているので困りません。



◆ところがですねえ。

例えば、元々は仕事を通して知り合ったのだけど、今は少し打ち解けてきた・・・、という相手と私的なメールやLINEをやり取りする場面などで・・・。

しかも、その相手が目上の人(年上など)だとすると・・・。


知り合った当初は、「私」でいいです。

でも、ある程度打ち解けてきたら、「私」のままでは他人行儀で、よそよそしい感満載です。

とはいっても、「俺」を使うのは失礼に当たるのでは?と気になります。


★「俺」って、いきってる感がありますし、大人が使うのはちょっと違うのでは?という懸念があります。


では、「僕」ならいいかというと、「僕」だと幼稚に感じられてしまうのでは?という心配がつきまといます。(いい年して、僕かよ)みたいな。


結果、使えるものが見つからない!!ということになり、文を打ち込んでいても、何度も手が止まってしまうことになります。
そして、書き直したり、また最初に打った文字に戻してみたり・・・と逡巡します。



◆逆の場合もあります。

年下の男性とメール等でやり取りしていて、相手が「私」を使っていると、(あー、無理してるなぁ)と思います。(もういい加減、「おれ」でいいんだよ)と伝えてやりたくなります。




◆と、ここまで書いていて気づいたのですが・・・

「おれ」一つとっても、「おれ」と「俺」と「オレ」では、なんとなく手ざわりが違ってきませんか?



◆男の場合だと、さらに「わし」とか「オイラ」とか「自分」とか「小生」とか・・・、数え出したらキリがありません!



◆以上のような問題について、たぶん私は、自分の中では、死ぬまで解決できないと思います。解決できないまま死んでいくと思います。






◆英語だったら、「I(アイ)」一発で解決なのに!!



◆村上春樹さんには「僕」が似合ってるのに!!




◆オレが用いるべき一人称は、どれなんだーーー・・・





(ご一読、ありがとうございました)