こんにちは。


確か山下達郎氏は「歌は世につれるが、世は歌につれない」と言ったと聞いた覚えがあります。(間違っていたら、ごめんなさい。)



さて、私の舌が世につれているかどうか、ご判断いただきたいのですが・・・。



初めてビールを飲んだのは、多分中学生の頃だったと記憶しています。当時(昭和50年代)は、今と比べると遥かに鷹揚とした時代でしたからね(^_-)

父親がキリンビールを飲んでいましたし、恐らくは世間もキリンビール一色だったのでしょう、私も殆どキリンビールしか飲んだことがありませんでした。



1980年代後半でしょうか、アサヒビールが大躍進してきました。

私がもうすぐ成人するという時期と、アサヒビールの躍進が丁度重なったこともあり、二十代後半までは、アサヒビールを好んで飲んでいました。

勢いに乗っていたアサヒビールは、スーパードライの他にも、いろんなラインナップで仕掛けていましたよね。



三十代になって以降は、「いやいや、やっぱりキリンでしょう」と思う時期があってキリンに回帰したり、「所帯を持つ大人なんだから、エビスでしょう」と、エビスにハマった時期もありました。




そんな折り、四十代半ばのある日・・・。

ある席で一緒に飲んだ人が、こう発言するのを聞きました。
「店でビールを買う時は、銘柄で選ぶのではなく、鮮度(すなわち製造年月)で選ぶ。美味しさが全然違うから!」。


私は、その言に影響されました。
つまり、缶ビールを買う時に、缶の底面を確認するようになったのです。


(ちなみに、ひと頃はビールをケースで買っていたのですが、自分にとってのエビスビール時代を最後にして、ケース買いはやめています。
ケース買いをやめた理由は、家の中に在庫があると、ついつい飲み過ぎてしまい、家計に悪影響を与えるからです。)



話は戻りますが、鮮度を重視して買うようになったら、自然とアサヒビールを買う率が高くなりました。
(世の中でアサヒビールの人気が高くて、それゆえ回転が良いのでしょう。当然といえば当然です。)


そうこうしているうちに、口がアサヒビールに馴染み、製造年月を確認するまでもなく、アサヒビールしか買わない時期が、6〜7年続きました。

ただ、例えば同じ銘柄で製造年月の違う二缶を並べて飲み比べたとしたら、私には分かりません。
鈍感な舌です。




そして、いよいよ最近になって!

キリンビールを買うことが、徐々に増えてきました。

どうやら、自分の中で何かが変化しつつあるようです。

どんな変化なのかは、自分でもよく分かっていません。





この先・・・。

更にキリンビールの比重が高くなっていくのか。

アサヒビールが盛り返すのか。

或いは、サッポロ(エビスを含む)や、サントリーが食い込んでくるのか。



アメリカの大統領選挙よりも、遥かに行方が気になる動向が、ここにあります。




あ!
補足ですが、オリオンビールを見つけた時は、絶対に買います。





で、最後に。

数年前に行われたリニューアル前の、サントリーモルツは好きでした。「モルツ、モルツ、モルツ、モルツ、・・・」のCMでも馴染みのあった、あのモルツです。

モルツを飲み出した最大の理由は、若い頃は大好きでよく読んでいた、作家の椎名誠さんが、大のモルツ派だったからです。




椎名さん、今はどのビールを飲んでいるのかなぁ・・・。





ということで、ご一読ありがとうございました。

いつも以上に、起承転結のない文章で、誠に申し訳ありませんm(_ _)m