12月頭の病院で、1月に手術入院が決まったので、それまではサッカーの予定を入れまくることにした。
生検後から背中のデスモイドは痛くなっていたが、手術の方が明らかに痛い。
「肋骨切るから痛いです」
と医者からも宣言されていた。
そして肋骨を切って部分的に骨が無い状態で本当にサッカーに復帰出来るのか不安だった。肋骨切除を言われてからは、サッカーをする度に接触が気になった。自分から激しく行かなくてもぶつかってしまうことがある。普通にプレーしてもぶつかるのに、こんなの骨切除した後も復帰出来るのか?と毎回考えて落ち込んだ。スクールの振替も溜まってたのでここぞとばかりに振替消化を進めた。
スクール以外でもサッカー教室やフットサルに参加した。週2回くらいのレベルでやったので、かなり筋肉がついてきて、動きが徐々に現役時代のように戻ってきて嬉しかった。10何年もサッカーをやってなかったのに、感覚が戻ってくると経験者のプレーができるようになってきて、我ながら上手いプレーも増えて行っていた。コーチからもよく褒められた。元々上手いんで、と少し思いつつも、コーチの教え方が上手いんですかね、と答えておいた。
ちなみに11月に前の病院で肋骨切除の可能性を言われた後、スクールではコーチに伝えていた。
「腫瘍が出来てて年内に手術する方向になってます。休会コースです。」と。
デスモイドっていう腫瘍で、癌じゃないけど希少がんですと言うとみんな驚く。悪性じゃないから癌では無いんです。この腫瘍は転移しないんです…でも肋骨に浸潤してるから手術です。と。
コーチは、自分の身体を大切にと言いつつ、休会から退会コースは悲しいからやめてねと言ってくれた。ワンチャン休会→年度更新→休会ですかね、という話をした。
また、病院からコーチ2をやるように言われていたが、年明けまで手をつけなかった😂最初は入院予定日が伸びたからいっかーと思い、何でこんなのに時間を割かないといけないんだと思っていた。肺の手術する訳でもないのに、自費で買わされてこんなのやってられなかった。入院の現実を突きつけられるのが嫌だったのかもしれない。
ちなみに年明けにやり始めたら、思いの外楽しめた。それに、これを練習すると痰が出やすい。もっと早く始めるべきだったなと思ったが、ギリギリまでやらない性格をここでも発揮していた。
後はサッカースクールの人や会社で仲良い人たちが入院するのにプレゼントをくれることが多かった。ご飯も何回か奢ってもらった。過去一色々貰った。気持ちがありがたかった。
会社の社長にも自分が手術するらしいと話が伝わったらしく、11月に病院→会社に行った時には事情を知らないまま絡まれたが、この頃には流石に心配された。まあこういう状況になると仕事とかどうでも良くなるので、周りへの態度が悪くなって良くないですね。