突然の呼び出し
「サブ!緊急事態だ」
詳しい内容は言わず集合場所だけ言われた私
もちろんやつの言う緊急という言葉に信頼性はない。
しかし…しかしだ
万が一ということもある。
研修先から慌てて高速に飛び乗る。
まってろ 今行く
指定された場所につくとそこは異様な雰囲気に包まれていた。
サブ「これは…」

友人「おぉこっちこっち」
そこには日本代表のユニフォームに身をつつんだ友人二人が大きく手を降っていた。
サブ「岩清水…選手応援会場?」
なでしこジャパンは私が住んでる所の出身
どうやら地元住民による大応援会が行われるようだ。
みんな日本代表ユニフォームに身をつつんでいる。
一方私は、シャツにパンツとシンプルかつ爽やかな研修スタイル
そんなやつが日本代表ユニフォームの中に身を置くことのつらさと言ったら
「こいつ空気読めてねーよ」 と心の声が聞こえる気がする。
怖い
ここにいることが怖い
しかも地元テレビ局数台のカメラが回っている。
これでは岩手県民に明日のニュースで間違ってる感満載の私が公開されてしまう。
そ、そうか( ̄▽ ̄;)
静かに席を立つ私
会場の外に出るとなにをされるかわからない
そんな空気をひしひしと感じた私に残された道は
「記者席に座ること」
幸い、胸ポケットに小さなメモ帳が入っていた
私は静かにメモ帳を開く
私の戦いがキックオフした。