俺は俺でしかないのなら泣きながら 家の前に立ち尽くし、誰かの名前を泣き叫ぶ女性がいた。 その女性を指差し、かけよる人たち 向けたのは救いの手ではなくマイクとカメラ 「大丈夫ですか?誰かがこの場所で亡くなられたのですか?」女性は泣き叫ぶ それでも質問をやめないテレビ局 思わず なにやってんだ と詰め寄った テレビだからってなにやってもいいのか あんたら 気持ち考えろよ! 夢中だった なにも出来ない自分の苛立ちを ちっぽけな正義感をふりかざしてごまかしただけかもしれない 俺はそんなちっぽけな男だ