白い服は膨張して太って見えると言われていますが、白色は明るく清楚に見えるので取り入れていきたい色ですよね。ですが、白色の服でも組み合わせる色や着方を工夫するだけで太った印象を与えずにスッキリと着こなすことができますよ。白色が膨張してしまう理由や、着こなしのポイントについて日本デザインプランナー協会のファッションデザイナーが解説していきましょう。
白色はなぜ太って見えるの?
白は膨張色と言われ、実際よりも太って見えることは確かです。
なぜ色によって実際よりも大きく見えたり、引き締まって見えたりするのでしょうか。
色は、その色によって光を反射させる量が異なってきます。
いわゆる膨張色と言われる白やピンクなどの明るい色は、光の反射量が多く、黒や紺などの収縮色は、光を吸収するため反射量が少ないのです。
人間が色を認識するときには、網膜上にある視細胞が色の光に反してその情報を脳に伝えます。
ですので、光の反射が多い色ほど脳が大きいと判断するという仕組みなのです。
膨張色を着こなすコツ
膨張色には、白以外にも赤やピンク、オレンジ、黄色と明るくて華やかなイメージ多い色が多いことが特徴です。
膨張色は光の反射量が多いので太って見えることが懸念されますが、収縮色を上手く組み合わせることで引き締め効果で
膨張を抑えることができます。
収縮色は、黒や紺、青やカーキなど落ち着いた色が多く、膨張色を使ったコーディネートの中に取り入れると膨張色を引き立てたり、
メリハリがついておしゃれな印象を与えることもできます。
おしゃれ上級者なると膨張色と膨張色を組み合わせたコーディネートを楽しむこともできますよ。
おすすめの白い服のコーディネート
白いセーター×茶色いチェックのスカート
可愛らしい印象の白いセーターと茶色のチェックスカートの組み合わせで女の子らしさをアピールしましょう。
白いセーターの着ぶくれを気にするかたは、セーターの前だけスカートの中に入れておくとスッキリ見せることができますよ。
白Tシャツ×デニム
シンプルだけどおしゃれセンスを引き立てるコーディネートです。
Tシャツやデニムのシルエット次第では、ガラッと印象を変えることができますよ。
バッグやサングラス、帽子などを小物遣いをプラスしてさらにおしゃれ上級者を目指していきましょう。
ベージュのトップス×白いパンツ
優し印象を与えるコーディネートで、上品さを感じさせてくれます。
膨張色と膨張色の組み合わせなので小物に黒などの収縮色をプラスすると全体的にまとまったコーディネートになりますよ。