今日は被着体について勉強してみましょう。
まずは被着体に関する注意事項です。
>平滑で光沢のある表面:ガラス、メタル、アクリル、塗装面等
・一般の接着剤が使用可(強粘着、再剥離等)
>マットや織目調の表面
・表面の状況が製品により大きく異なるため、使用前に評価を実施してください。
>界面エネルギーの低い表面:プラスチック、ゴム等
・スーパータックの接着剤をご使用ください。
・一般の接着剤は推奨いたしません。

このグラフは各被着体に対しての20秒と24時間後の粘着力を表しています。
次に剥離紙に付いて勉強してみましょう。
剥離紙の種類にはクラフト紙、PE(ポリエチレン)コートライナー、ポリエステル(PET)ライナーがあります。
クラフト紙は、
・ロール・ツー・ロール方式、スモールフォーマットシートフィールド
・フィクションフィード方式カッタ―
・湿気や熱の影響を受けやすい
といった特徴があります。
PE(ポリエチレン)コートライナーは、
・平面性が高い(StaFlat)
・大判シートや、溶剤インクジェット印刷、平台カッタ―の場合、寸法安定性が良い。
・デジタル印刷やスクリーン印刷に最適。
・高温に触れないよう注意が必要(93℃付近で溶解する)
ポリエステル(PET)ライナーは、
・透明性に優れています。
次回は耐久性について勉強してみましょう。
