社内デザイナー時代の話 〜「文化費」という粋な制度
今、広島の事務所を離れているので、
業種別カラーイメージについては、
ちょっと中断します。
戻ったらまた書きたいと思っています。
私がかつて社内デザイナーであった
20代から30代にかけて、見たり体験したことを、
文章にまとめようとしているのですが、
そのネタの一部を
時折ブログに書いてみようかと思っています。
今日はその一つ「文化費制度」の話を。。。
私が2つ目に入った会社は、
東京・六本木にあった中堅広告代理店。
確か25歳のときでした。
広告代理店の制作部というのも初めてなら、
六本木という街も初めて。
ワクワクしましたよ♪(^o^)
しかもそこはクリエイティブで賞をとったり
デザインやコピーに定評のある会社でしたから
入社できた時は本当に嬉しかったし、
デキるスタッフがたくさんいて、
3年間いた間に
とてもいい勉強をさせてもらいました。
入社して少し経ったある日でした。
当時の営業部長が、
私のところに来て話しかけてきました。
「阿瀬川くん、うちの“文化費”という制度を知ってるかね」
「いえ…、どういうものですか? 部長」
「どんなことでもいい、自分にためになる勉強をしたら
レポートに領収証をつけて出しなさい。
お金は全部会社がみてあげる。
そういう制度だ。
君たちはそれを使ってどんどん勉強しなさい」
本を読んだ、映画を見た、展覧会に行った、
コンサートに行った、CDを買った、
場合によっては食事をした…なんてことまで
それが本当に自分の勉強になったと思うなら、
堂々と、どういう勉強になったかということを
レポートに書いて提出したら、
それはすべて会社が出してあげるという制度が
その会社にあったのです。
私が入社した当時、すでに多くの人が利用して、
本を読んだり映画を見たりしているのだそうです。
いま思えば、ちょうど
バブル期に入った頃だったかもしれません。
時期的にも会社にそういう余裕があったと
いうのもあると思いますが、
今思っても、とても粋な制度だったと思います。
ただ…
私がその制度を使ったかというと…
覚えている限り、
一度も使わなかったような気がします。
どうして使わなかったんだろう…
多分、営業部長や判定をする人たちを
納得させられるようなレポートを書く自信が
なかったのだろうと思います。
何か月か経ったある日、
社内でまた
営業部長に呼び止められました。
まだ僕から一度も文化費の請求がないことを
叱られました。
そうですよね…
せっかく会社が、
そんな粋な制度を用意してくれているのに
それを使わないなんて…。
若い人たちは、給料も安いだろう、
でもしっかり勉強してほしい、
感性を磨いてほしい、
そんな思いで創設された制度だと思います。
それをみすみす使わなかった自分も
情けなかったなと、
今は反省しています。
社員研修などは
あちらこちらでやっていると思いますが
こういう、あくまで自主的な勉強に対する
フォローをやっている会社は
あまりないのではないかと思います。
そういう粋な計らいのあった会社に
夢あふれる20代の3年間、いられたことを
とても良かったなと思っています。
じゃあ、この話はこの辺にします♪
業種別カラーイメージについては、
ちょっと中断します。
戻ったらまた書きたいと思っています。
私がかつて社内デザイナーであった
20代から30代にかけて、見たり体験したことを、
文章にまとめようとしているのですが、
そのネタの一部を
時折ブログに書いてみようかと思っています。
今日はその一つ「文化費制度」の話を。。。
私が2つ目に入った会社は、
東京・六本木にあった中堅広告代理店。
確か25歳のときでした。
広告代理店の制作部というのも初めてなら、
六本木という街も初めて。
ワクワクしましたよ♪(^o^)
しかもそこはクリエイティブで賞をとったり
デザインやコピーに定評のある会社でしたから
入社できた時は本当に嬉しかったし、
デキるスタッフがたくさんいて、
3年間いた間に
とてもいい勉強をさせてもらいました。
入社して少し経ったある日でした。
当時の営業部長が、
私のところに来て話しかけてきました。
「阿瀬川くん、うちの“文化費”という制度を知ってるかね」
「いえ…、どういうものですか? 部長」
「どんなことでもいい、自分にためになる勉強をしたら
レポートに領収証をつけて出しなさい。
お金は全部会社がみてあげる。
そういう制度だ。
君たちはそれを使ってどんどん勉強しなさい」
本を読んだ、映画を見た、展覧会に行った、
コンサートに行った、CDを買った、
場合によっては食事をした…なんてことまで
それが本当に自分の勉強になったと思うなら、
堂々と、どういう勉強になったかということを
レポートに書いて提出したら、
それはすべて会社が出してあげるという制度が
その会社にあったのです。
私が入社した当時、すでに多くの人が利用して、
本を読んだり映画を見たりしているのだそうです。
いま思えば、ちょうど
バブル期に入った頃だったかもしれません。
時期的にも会社にそういう余裕があったと
いうのもあると思いますが、
今思っても、とても粋な制度だったと思います。
ただ…
私がその制度を使ったかというと…
覚えている限り、
一度も使わなかったような気がします。
どうして使わなかったんだろう…
多分、営業部長や判定をする人たちを
納得させられるようなレポートを書く自信が
なかったのだろうと思います。
何か月か経ったある日、
社内でまた
営業部長に呼び止められました。
まだ僕から一度も文化費の請求がないことを
叱られました。
そうですよね…
せっかく会社が、
そんな粋な制度を用意してくれているのに
それを使わないなんて…。
若い人たちは、給料も安いだろう、
でもしっかり勉強してほしい、
感性を磨いてほしい、
そんな思いで創設された制度だと思います。
それをみすみす使わなかった自分も
情けなかったなと、
今は反省しています。
社員研修などは
あちらこちらでやっていると思いますが
こういう、あくまで自主的な勉強に対する
フォローをやっている会社は
あまりないのではないかと思います。
そういう粋な計らいのあった会社に
夢あふれる20代の3年間、いられたことを
とても良かったなと思っています。
じゃあ、この話はこの辺にします♪