さて、本日は設計時における、3DCADの素晴らしいところをご紹介します。

3D設計をしているときに感じるところは、なんといっても、
視覚的な部分で考えられることですね。

2Dでは発想しにくい構造などが、考えやすいわけです。
そこに、モノがあるかのように設計に取り組めるんですね。

実際に試作を製作する場合でも、ある程度、擬似試作が出来ますので、
試作の精度も上がるわけです。

擬似試作の要素としては、

まず、組み図データ上で、部品同士の接触がチェックできることです。
これは、いつも設計完したら、チェックをかけています。
接触部を全て洗い出してくれます。(しかも一瞬で)

それから、重量の計算です。
部品に材質の設定が出来て、比重と体積から、重量を計算してくれます。
同時に重心も算出してくれます。

ですので、強度の計算や、機構の動作の検証なども行えます。

実際に、強度計算のソフトも付属していますので、
特に、強度の心配がある部分に関しては、
シミュレーションなども行うことが出来ます。

こうして、いろんなツールを使用して、いわゆる
擬似試作をするわけです。

しかし、やはり、実際の試作は、必要だと思います。
操作感、使い勝手、質感、など、試作ならではの要素は、
3DCADをもってしても、再現できない部分は、必ずあります。

擬似試作は、あくまで、試作のレベルを上げるための、
前工程なんですね。

試作なしで、いきなり量産はありえません。

ただし、この先、3DCADがどんどん進化して、
もっと、すごい機能が登場すれば、
商品開発の工程自体が、全く新しいものになるかもしれませんね!

期待しています!