秋の全国交通安全運動期間中の取り締まり結果が警察庁から発表されました。 期間は9月21日~30日で、期間中の飲酒運転(酒酔い・酒気帯び)での検挙者数は3856人で、昨年よりも25%減りました。 飲酒運転事故による死者数は3人で、昨年よりも75%減りました。 全交通事故の死者数は、記録の残っている54年以降では2番目に少なかったそうです。


まずは、良い結果に喜びたいと思います。


検挙者数については、飲酒運転をしている人の数×検挙率ですので、もしかしたら検挙率が下がっただけかもしれません(検問強化をしていたので、そんなことはないと思いますが)。 社会動向・意識変化を表している数字としては、交通事故の死者数が2番目に少なかったことのほうが重要だと思います。


飲酒運転の取り締まり強化や、意識向上が奏功した、と考えて間違いありませんね。


これが一時的なものであるか、今後も継続できるものなのか、そこを見極めなければなりません。 この期間中に、飲食店経営者や従業員が飲酒運転の教唆もしくは幇助で6人もの方々が検挙されています。 これは異常な数字です。 警察庁は、飲食店・旅館・ホテルなど15の業界団体に対して、運転手への酒類提供の自粛などの協力を求めたという記事も見かけます。


う~ん、飲食店の経営状態が心配になります。 飲酒運転をする方の多くが居酒屋などでの飲酒を認めており、その飲酒運転が2大幅に減っているのです。 飲酒行為自体が減っていると考えるのが妥当ですね。


警察庁は、飲酒運転に対する意識が向上し始めたと見ており、酒席が増える年末に向けて、飲酒運転の重点取り締まりを続けるそうです。 また、いくつかの自治体では忘年会の自粛を通達しているそうです。


飲酒運転をなくすには、警察庁には頑張ってもらわなければなりません。 今こそ絶好の機会ではないでしょうか?

それと同時に、飲食店の経営者の方々。 頑張ってください。 お酒を売ることが悪いのではありません。 飲酒運転が悪いのです。


ダイエットには、リバウンドがあります。 飲酒を控えていた人達が「リバウンド」しないように願っています。



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