多くの自治体は、飲酒運転しない宣言をしていることがニュースになっています。 何か変じゃありませんか?
一部報道によると、荒川区や墨田区、福生市などが新たに「宣誓書」の提出を職員に求めたそうです。
「荒川区は二十五日、飲酒運転をした職員の懲戒処分を厳罰化するとともに、全職員約二千四百人に、飲酒運転をしないことを約束する宣誓書の提出を求めることを明らかにした。」
公務員が率先して市民の模範となることには、何の異議もありません。 宣誓書によって自覚が生まれるので、良いことだと思います。 しかし、これは「上級職員の責任逃れ」と「問題解決能力の欠如」を示しているように感じます。
そもそも「宣誓書」は、本人の意思によるものでない限り効力は薄いのではないでしょうか。
「全職員に飲酒運転しないことを約束する宣誓書」いった記事を見ると、首を傾げたくなります。 独裁国家の「支持率100%」と似ていませんか?
効力の少ない宣誓書を全員に書かせるのであれば、任意提出のほうが良いと感じます。
提出しなければ、しないで良いのではないでしょうか? 各自治体は、提出者が増えるように研修や啓蒙活動を継続してはいかがでしょうか?
「任意の提出率が80%まで上がりました。 提出率が上がった背景には~」という記事があれば是非読んでみたいものです。
提出率を上げるには、飲酒運転をしなくても「お酒を楽しめる環境」がなくてはなりません。 指名ドライバー制度、「DD!キャンペーン」を普及させることも環境つくりに貢献できると思っています。
